こんにちは。
中小企業診断士のこっさんです。
かなり奇抜なタイトルを付けましたが、決して釣っている(嘘の情報などで人を騙しその反応を楽しむこと)わけではありません。
実は私はある医者から、「ガン宣告」に近いものを受けました。
ただ、先日の精密検査の結果、ガンではなかったので一安心したのですが、、ガン宣告に近いものを言われてから、1週間後の精密検査まで死に関することをかなり考えたんですね。
- 家族には何と言えばいいのか
- 私が死んだら家族は生活できるのか
- 仕事はいつまで続けようか
- 親には何と言おうか
- 遺書はどうしようかな 等
一応、まだ40代なので家族のことが一番心配でした。
子供はまだ小さいですし、一人は発達障害ですし、、この先大丈夫か?
団信で家のローンはなくなるけれど、保険金は足りるのかな?
とか、最後は何と伝えて死のうかとか。
めちゃ「ニッセイのCM」をYouTubeで見ましたよ。。
特に娘がお父さんに「うっさい」「大っ嫌い!」と言った後に手を握られて死んでいくお父さんのCMはマジ泣きそうになりました。
あ、嘘です。めちゃ泣きました。笑
娘がいるお父さんは、一回見てください!
マジ泣きですよ。笑
とまあ、今は笑い話にしてますが、検査前まで地獄でしたね。。
今まで、自分で何かの病気かもと不安になって検査に行ったことはありますが、人からガンと言われたのは初めてですし、かなりショックを受けました。
こっそり泣きましたしね。
いい加減なことを言うな!とその町医者に言ってやりたいところですが、まあ、無事だったことに加え、人生を考える良い機会になったと思って許します。笑
でも、がんセンターでは複雑な心境になりました。
業者や見舞い人を除けば、皆、種類は違えど、何らかのがんの病気を抱えているんです。
もちろん私みたいに精密検査を受けて何もない人もいると思うのですが、私を含め、何らかの病院から紹介された人たちの集まりです。
普通の大きい病院でも重い病気の人もいるでしょうが、軽めの人も多いですし、死に直結する人は少ないと思います。
でも、がんセンターは死に直結する人ばかり。
実際に問診票では緊急連絡先から看護してくれる人は誰か、家族の付き添いは無いのか等、今まで記載したことがない内容も多いです。
隣から聞こえてくる家族の会話や医者とのやり取りの会話も、、
「お父ちゃんは長生きしたいの?手術受けるかどうか決めて」
「最後は苦しいと思うよ」
「お母さんには病気のこと伝えていますか?」
等、聞いていて心が苦しくなりました。。
また、点滴を抱えた女性がいたので、どんな人かなと(点滴で顔が見えなかったため)すれ違いざまに顔を見たら、目が合いました。
虚ろな目をしていたのですが、、何と私と同じ年頃の女性でした。
女性も少しだけ?若い私の姿が気になったのでしょうか。。
たぶん、がん患者でしょう。。
パジャマでしたし、ここはがんセンター。
まあ、がん以外の方も一部受け入れるらしいですし、皆が皆、がんで死ぬわけではないでしょうが、私は女性の家族のことが凄く気になりました。
仮に子供がいれば私の子供と同じぐらいの年齢ですし、、診察を待っている私の心は複雑でした。
あの女性の目は今でも忘れられません。。
また、先ほど会話が出てきた「お母さんに病気のことを伝えてますか?」の男性ですが、こちらは私より少し若め。
どうも入院するらしく、介護はお母さんにお願いするらしいです。
もし、がんになった子供を見た親はどう思うのだろうか、、とも考えてしまいました。
がんセンターはもう行きたくないですね、つらい。。
で、私の話に戻りますが、死を現実的に感じた時に思ったんですね。
やり残したことはないか?人生に後悔はないのか?
私は少し落ち着いてからじっくり考えたのですが、特に後悔はなかったんですよね。
別に綺麗ごとでも強がりでもなく、心底そう思いました。
今まで、一生懸命営業したし、仕事も頑張ったし、勉強もしまくった。
7回も転職した。
で、中小企業診断士になって憧れのコンサルタントになり、コンサル会社に転職したし、挫折してまたアパレルの営業に戻ったけれど、そこでも頑張ったし。。
それから会社を興して、念願の経営コンサルタントとして独り立ちしましたし。
とにかく仕事はネガティブになったり鬱になったりしましたけど、一生懸命やり切った感はあります。私なりにですが。
家族孝行もいっぱいした!はず。
貧乏な時もいっぱい家族旅行した。
家族には別に尊敬されてないかもしれんけど。笑
まあ、自分なりには満足かな。
なので、全然後悔なかったんですよね、不思議と。
ただ、少し未練はありますよ!
やっと今、稼げるようになったのにとか、家族で海外旅行行きたいとか、子供の結婚式や孫を見たいとか。。
今、支援をしている会社にもっと貢献したい、もっとコンサルタントして頑張りたい!
まあ、未練はいくらでも出てきますよ、そりゃ。
でも、繰り返しますが、後悔はなかったんです。
なぜかと言うと、
やりたいことをやってきたから
たぶん、これだと思います。
正直、仕事で死にたいと思うこともありましたし、トラブルで殺されるかと思ったこともあります。
経営者になってから仕事がなくてノイローゼにもなりかけました。
でも、私は自身の精神的な弱さを受け入れ、私なりに一生懸命生きて、やりたいことをやってきた自負はあります。
なので、後悔はなかったんです。
別に人から見て、立派な人生でなくてもいい。
ただ、自分に嘘やごまかしたまま死にたくない。
今の自分を誇れるようにしたい。
良い人生だったなと思いたい。
惜しまれる人でありたい。
大げさに聞こえるかもしれませんが、私は一時、本当に死を覚悟しました。
結果的には何もなかったですが、私はまだ生きることが許されたのです。
なので、今日からまた一生懸命に生きて、後悔しない人生にしようと思います。
➡今がつらくても仕事を辞めても、まあ死にはしないよ
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