こんにちは!
中小企業診断士のこっさんです。
先日「事業再構築補助金」の申請を2件、支援させていただきました。
2件とは「居酒屋」と「音楽教室」です。
居酒屋支援の内容は以前にUPしました。
そして、申請後しばらく経ったある日、採択のお知らせを聞くことに。。
結果は、無事に採択されました!!
いやー、収益計画やマーケティング等、計画書自体は自信があったのですが、新規性が認められるかが不安だったので。。
居酒屋が割烹に変わるとはいえ、劇的に内容が変わるわけではなかったので、心配ではありましたがホッとしました。
しかも、今回の「居酒屋」以外の「音楽教室」も無事に採択されたんですね! こちらの方が心配だったので本当に良かったです。
結果、まだ4件のみの支援ですが、、採択率は100%です!!
採択率が100%の理由は、
- 収益計画では必要のないBS(貸借対照表)やCF(キャッシュフロー計算書)までしっかり作成し添付する
- 集客方法と根拠に加え、集客のためのビジネスモデル、アクションプラン、実現可能性のある内容
- 審査項目のすべてを網羅し、一貫性のある内容に仕上げる
上記だと考えております。
つまり、補助金申請のための計画というより、本格的な「事業計画」を作成しているからこそ説得力が増すと思っておりますし、私自身も自信をもって取り組んでおります。
なぜ、補助金申請では必要のない「事業計画」まで作成するのかと言いますと、説得力が増し実現可能性を高めるためでもありますが、会社の状態を見るためなのです。
補助金申請は「業績の向上」の手段であって、「補助金申請を通すこと」が目的ではありません!
補助金のデメリットは、お金だけが目当てだと失敗することです。
補助金欲しさに特別やりたいことではないことを行う。
補助金欲しさに通りやすい申請内容にして、やりたい事業の方向性が変わる。
結果、失敗して補助金以上の損失を出してしまうこともあり、実際にそのような会社を何社も見てきました。
なので、経営状態を見て最悪、補助金申請をやめることも選択肢になるわけです。
経営状態がボロボロで、しかも新規事業もうまくいく可能性がなければ、「補助金」自体がさらなる経営悪化の原因となりかねません!
正直、補助金を無理やり通す内容にすることは可能ですが、それでは本末転倒ですから。。
なので私は、「補助金申請」をきっかけに事業計画を作成して、一緒に会社を見直すようにしております。
会社を見直すことで、既存事業の強みや市場、お客さん像の見直しから、新事業に本当に挑戦しても良いのか?新事業に強みをどう活かすのか?強みを活かした集客は?等を考えるんですね。
そして、最低でもクリアできる低めに設定した収益計画をたて、この売上で経営は継続できるのか?を考えていきます。
結果、根拠があり実現可能性が高い、補助金申請書が完成するのです!
採択率が100%だということもあり、紹介が多く、この後さらに2件の支援をして、現在はさらに紹介で4件の支援をさせていただいております。
内容自体は自信があるので、おそらく大丈夫だとは思いますが、唯一の不安は新規性が認められるかどうかですね。。
なんせ、「事業再構築補助金」は新事業に新規性が求められるのですが、新事業の内容が既存事業と同じような感じなので。。
ただ、ターゲットや集客方法等のマーケティング部分で「新規性」を強調し、何とか採択される申請書を完成させます!
この「事業再構築補助金」は多くの会社が申請できるうえ、金額も大きいので良い補助金だと思います。
「ものづくり補助金」は製造業向けですし、「小規模事業者持続化補助金」は少額ですし。。
なので、特にサービス業にとっては「事業再構築補助金」は使いやすいと思います!
もし、2020年4月以降の売上が、2019年や2020年3月までの売上と比較して減少していることに加え、新しいことをしたいのであれば、ぜひ活用することをおすすめします!
問題なのは、競争相手が多く、金額が大きいため専門家がライバルになることに加え、申請内容レベルがかなり高まっていることです。
正直、慣れていない人ではまず通す内容にすることは無理だと思います。
実際、色々な人の申請書を見させていただきましたが、経歴や強みをただ羅列しているだけの内容であったり、収益計画の根拠がないもの、文章に一貫性がない、審査項目を網羅していないものが多く、「これでは難しいだろうな。。」と思いましたが、やはり落選しました。
なので、もし「事業再構築補助金」を活用するのであれば、専門家に頼ることをおすすめします!
採択率100%の私で良ければお手伝いさせていただきますよ!
事業計画作成を通じて、会社自体も見させていただきますので、補助金以外の助言もさせていただきます。
一緒に頑張りましょう!
➡「事業再構築補助金」のご相談はこちらからどうぞ
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