アパレル業界の現状は不況で厳しい?将来性や今後の展望は決して暗くない!


こんにちは!


中小企業診断士でアパレル業界の異端児、ことまです。

こっさんと呼んでください。



私はアパレル業界に約18年間いました。


最初は一部上場のミセスメーカー、その次は二部上場のミセスプレタメーカー、その次からは10人以下のメーカーで営業・企画・生産・経理等、何でもやった後にアパレル業界を去りました。

そしてコンサル会社を経て、今はアパレル業界にカムバックしております。


なので、アパレル業界を知らないわけではありませんし、現役バリバリアパレルマンです。

お話の通り、私はアパレル業界が長くて20年以上おりますが、ここ数年でアパレル業界は激変しました。

競争が激化し、どこもかしかも値段合戦、大手ですら疲弊してる中に中小まで加わる。


もうどうしようもない状態になっていますね。。


過去、大手アパレル会社やチェーン店はスケールメリットを活かして偉そうな事をアパレルメーカーに言ってましたが、売れたのはただ単に安かっただけです。

決して大手アパレルの企画力ではないですし、なんせ自社で企画なんかしてないですからね。


ただ単にマネが早かっただけ。

メーカーに無茶を言い、安く販売していただけなんですよ。


たったそれだけ。

なんの工夫もありません。


ただ、工夫がないのはアパレルメーカーも一緒で、大手アパレルの言う通り、真似ばかりのコストダウンしかしていないので、何の特徴もないアパレルメーカーばかりになってしまいました。


このように双方とも企画や技術力等を無視した結果、アパレル業界は利益が出ない、すぐに経営が悪化するといった、厳しい現状となったのです。


アパレル業界の悲劇 将来性は全くない?

   

アパレル業界はある意味楽でした。

いえ、楽をしすぎたんです。


前述した通り、いかに早くマネして安くつくることだけを考えたら良かったので、 経営者も経営に無知で数字に詳しくない、人材を軽く考えているし、アパレルノリで何に対しても適当な人が多いです。


それのしっぺ返しが、今来てるんですよね。


アパレル業界は、

  • メーカーは初期投資が少ないため参入障壁が低い
  • 簡単に商品をコピーできるため、模倣困難性が低い
  • 流行モノのコピーばかりなので、すぐに不良在庫になる
  • 変動費率が高く規模の経済が働かないので、中小も値段競争に参戦する
    (簡単に言えば、値段を安くするには量を作るしかないということ)



上記の理由もあり、本当に厳しいです。


ただ、これは悲劇ではありません。

経営者や現場の人間も今のアパレル業界が良くないのは分かってますし、自分達で導いた結果なのです。


なので、普通に考えればアパレルの将来性は全くないことになりますが、私はそう考えていません。

なぜなら、どこの業界でもそうですが真面目に経営している会社は多くありますし、私のコンサル会社での経験上、不況と言われている業界でも絶好調の会社があることを知っているからです。


アパレル業界の今後の展望は本当に厳しいのか?

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では、アパレル業界がこの厳しい状況を打開することは可能なのでしょうか?


私の考えは、”YES” でもあり “NO” でもあります。


“NO” の理由はアパレルのマーケットは縮小しているにもかかわらず、メーカーとお店が増加しすぎて、完全に需要と供給が合っていないからです。

また、ほとんどのアパレル会社に特徴がないことも理由ですが、これはコピーばかりをしていたので当然ですね。


流行っている商品のコピーを安く作りさえできれば以前は売れました。

今はそんな時代ではないのですが、今まで楽をしてきたおかげでアパレル会社に特徴はなく、安売りコピー商法が苦しくなってきても値段で勝負するしかないんです。


そして、中小企業が大企業と同じことをしてる状態であり、大手の真似をしても資本力が全然違う中小が勝てる訳がありません。

つまり、中小企業は自ら負ける勝負を挑んでおり、大手は大手で消耗戦をひたすら繰り返しているんですね。


結果、資金力のないアパレル会社は疲弊した上に利益も残らず消えていったのです。

実際に私のコンサル会社時代にも、経営が悪化したアパレル会社の資金調達案件を何件も担当しましたし、悲惨な会社を多く見てきました。


ただ、アパレル会社が減った分、同じぐらい増加するのもアパレル業界の特徴ですね。

理由は前述しましたが、特にアパレルメーカーは設立に資金がそこまで必要ではなく、前の会社のお客さんをそのまま引っ張ってくれば、すぐに売上が上がるからですね。


私の過去のアパレル会社でも、前の会社のお客さんと取引を出来たおかげで設立1年目から大幅な黒字を出しましたから。


アパレル業界がこの厳しい状況を打開することができる、”YES” の理由は、古い体質を無視した経営や企画、営業を行うことができればアパレルであっても利益が出せるからですね。

アパレル業界が厳しいと言っているのは、流行している他社商品をひたすらパクって安く作る方法や何の特徴も持たずに適当に経営している会社です。


そんな適当な会社が厳しいのは当然ですよね。

これは安易にアパレル会社を作って儲けようと考えている人が多いことも理由です。


実際、私の会社は厳しいと言われている中でも売上は絶好調で、利益もしっかりとれています。

私の周りのアパレルメーカーや取引先であるお店も好調な会社は多いですね。

アパレルの今後の展望は暗くありません!



前述しましたが、アパレル業界が厳しいのは下記記事も参考にしていただきたいのですが、明らかに服を作りすぎているからであり、無能な経営者が安易に会社を設立して適当な経営を行っていることに原因があります。

【参考記事】ファッション業界の現状と問題点3つ!解決策と未来がないビジネス?



アパレル業界が厳しいと言っているのは、何も考えていない無能な経営者達であり、安売り合戦を繰り広げている大手アパレルの売上利益データがひどいだけです。

自社の強みを活かして魅力がある商品を作り、お客さんにしっかり伝えている会社は利益を出していますし、健全な経営を行っているんですよ。


魅力がある商品、特別優れていなくても安い値段だけに走らず、少しでもこだわった商品を企画し、営業マンや販売員が魅力を伝え、お客さんは満足して購入していただく。

そんなまともでアパレルに情熱を持っているアパレル会社が少しでも増えればアパレル業界は明るいですし、そんな会社がもっともっと出てきて欲しいと願ってます!


上から目線的に話をしてしまって申し訳ないんですが、私の願いであり、せっかくアパレル業界にいるので良くしたいと考えているんです!


アパレルには人を人と思っていないクソ会社もありますが、商品にこだわりもなく人材を吐き捨てるような使い方をする会社が減れば、アパレル業界全体も今よりもっと良くなると思います。


ただ、以前より商品にこだわりを持った会社が増えてきている実感はあり、人材難を経て人材を大切に扱う会社も増えてきました。


なので、少なくとも私はアパレル業界の今後の展望は決して暗くなく、将来性もないと思いませんし、絶対に明るくなると私は信じているんです!

外から見ても魅力あるアパレル業界にするために、一緒に盛り上げましょう!

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