仕事向いてないから辞めたい！辞めるは甘えではなく、むしろ正解の訳

こんにちは！


中小企業診断士で向いてないことだらけの営業マン、ことまです。

こっさんと呼んでください。

• 今の仕事が向いていないと思っている
• 向いてないから仕事を辞めたい
• 向いてないが退職理由では甘えのような感じがする

このように悩んでいるあなたに今回の記事を読んでいただきたい思います。


あなたは今の仕事が性格的に合わない、向いていないので仕事を辞めたいけれど、そんな理由は “ただ単なる甘え” だと悩んでいるのではないでしょうか？

その気持ちは凄く分かります！！


なんせ私はデスクワーク中心の仕事が向いていないので、１年で辞めた経験がありますから。。

なので私は、性格的に仕事が合わない、向いていないのなら、

仕事を辞めてもいい！！

と考えています！

もちろんです。

しかも、甘えだと考える必要もありません！


辞めるのは甘えではなく、選択ですから！


ただ、辞める前に少しだけ考えていただきたいことがあるんですね。

ということで今回は、

• 仕事が向いてないから辞めるが正解の理由
• 仕事が合わないとうつ病になる可能性がある！
• 合わない仕事を１年で辞めた私が感じたこと

以上の内容を私の体験談も踏まえてお伝えします！

仕事が向いてないから辞めたいは甘えではない！

仕事は「石の上にも三年」と言われますが、あなたも一度は言われたことがありませんか？

そうなんですよね。。

でもそれ、嘘です！


３年で仕事に慣れることはあっても、仕事ができる人になっているかは別です。

いくら頑張ってもダメな人はダメですし、性格や能力的にも向いてないことは必ずあります！



例として、私が過去に所属していたコンサル会社の顧問先で、部品を作っている工場の支援を行っていた時の話をします。


その顧問先の工場長Aさんは元々、引っ込み思案な性格で人前に出ることが嫌い、社交的でないために現場で作業する仕事を選んで今の工場に入社したそうです。


まあ、工場で仕事をしている人には多いのですが、この工場長Aさんも同じで、とにかく一人で黙々と作業するのが大好き。

技術もあって、作業員としては申し分ない実力の持ち主だったんですね。


そこで工場の社長は期待を込めて、Aさんを工場長に昇格させたのですが、性格的に向いていなく無理でした。


でも工場長になった途端、もうパニック状態で何をすればいいのかまったく分からないし、皆の前で何を話すればいいのかも分からず、何年かは頑張ったのですがとうとうノイローゼになってしまったんです！


そしてAさんが辞めることを考えているときに私はAさんに出会いました。

そこで社長にAさんの工場長という役職を外してもらって、Aさんが前から志願していた作業員に戻った結果、ノイローゼも良くなり辞めずに済んだんですね。

。。。


この工場の社長は、ノイローゼになった元工場長Aさんの性格を見誤ったんです。

つまり、強みを伸ばすことより苦手なことを無理やりさせ続ける策を取ったことで、状況が悪化することになりました。

経営も同じですが、特に中小企業は経営資源に限りがあるので、弱い部分を伸ばそうと思うと相当なコストや労力がかかりますし、失敗する可能性が高くなります。

それよりも、強みである部分を伸ばす方がコスト的にも経営的にも正しい方法です！


ノイローゼになった元工場長の場合は、弱みであるマネジメント力を改善させることではなく、強みである技術のスペシャリストにすべきだったんですね。

危うく元工場長はノイローゼで体を壊してボロボロになるところでした。


もし元工場長が甘えだと感じてそのまま工場長を頑張っていればどうなっていたでしょう？


元工場長はノイローゼがひどくなり、再起不能になっていたかもしれません。

また、工場は優秀な技術者を失うところでした。


仕事が向いてないと思うのは甘えでも何でもありません！

辞めるとしてもそれは甘えではなく、考えであって選択です！


仕事が向いてないから辞める。

ただそれだけなんです！


元工場長は工場長を辞めるという選択をして正解でしたね。。



以上、甘えだと思って精神論で無理やりさせても、誰も得はしない！という例でした。

仕事が向いてないから辞めるのは正解の理由

先ほど、元工場長の話をしましたが、向いてない仕事を無理やり続けていると、「うつ病」になる可能性があります。


私の話をすると、当時の苦手仕事はデスクワークでした。

そして、転職先のデスクワーク仕事で悲惨な目に遭ったんです！

そう、なぜデスクワークの仕事を選んだかと言いますと、私はその前にアパレルの営業をやっていたのですが、企画の仕事をしたかったんですね！

なので企画の仕事ができる会社に転職したのですが、私の予想を反してほとんどデスクワークでした。


ただ、当時の私はデスクワークを元々あまりしたことがなかったので、苦手だという認識がなかったんですよ。。


そして、仕事をしているうちに、実は私は細かいチェック作業や効率性を求めるデスクワーク仕事が性格的に合わないことをこの会社で知ったんです！

なので私はミスが多く、しかも仕事は遅い。。


結果、私は仕事が段々と苦痛になっていき、さらにミスを連発、仕事の上達もしないので違う部署に飛ばされたのですが、異動した部署でも上司に怒られまくってました。

そして、１年も経たないうちに私は精神的にボロボロになっていたんです。

ほとんどうつ病でしたね。。


もう毎日会社に行くのが嫌で嫌で、会社の前でえずいてましたし、仕事中も頭はボーっとして手汗が凄かったです。

そんな状態でまともに仕事ができるわけがありません！


このように、向いてない仕事をしているとミスも多くなりますし、能力が上達せず仕事ができない状態が続くのでさらにミスを繰り返し、精神的におかしくなっていきます。


でも、まだ１年も経っていないし、このまま仕事を辞めるのは「甘え」だと私は思っていました。

なので、何とか我慢して仕事を続けていたんですが、ある日、もう限界だと思って上司に辞めることを伝えたんです！


上司は私の普通でない状態を察して、あっさりと受け入れてくれました。

まあ、役に立たなかったので、会社にいなくても影響がないのもありましたが。。


ただ、私は壊れる前に辞めたのが良かったと思ってます！

「甘え」だと思ってずっと残っていれば、復活できず再起不能になっていたかもれませんから。。

いえ、そんなことはありません！

ニュースでも自ら命を絶ってしまう人もいるぐらいなので、大げさだと思っていると危険です！！


現に私も、周りが見えずもう何もかもがどうでもよくなるぐらい病んでましたからね。。


なので、私からすれば

仕事が向いてないから辞めるのは甘えではなく、むしろ正解です！

と言いたいですし、精神的に病むぐらいならさっさとやめた方がいいと思います！


【体験談】仕事辞めたら人生楽しすぎは本当だった！心が病んで退職から再就職するまでの話

向いてない仕事を１年で辞めた私が感じたこと

私は性格的に合わないデスクワークを１年で辞めましたが、結果的には良かったと思っています。

なぜなら、

• デスクワークは苦手なこと
• 営業の方が向いていること

以上のことをまだ若くして知ったからです！

４０歳以上であれば、えらい目に遭っていたと思いますが、まだやり直しがきく歳だったのが幸いでしたね。。

あ、ちなみに私は４０代で転職を３回してますが、４０代でもやり直しはできると気付きました。(笑)

そして、私は向いてないデスクワークではなく、強みである営業に力を注ぐことにしたんです！


結果、次の会社ではしばらく辞めることなく営業を頑張れました。

なので、向いていない仕事を１年で辞めた私が感じたことは、

• 仕事が向いてないと思えば、病む前にさっさと転職先を探す
• 向いてない仕事をできるようにするのではなく、得意なこと、できることに力を注ぐ

これらのことが大事だと気付いたんです！


でも、仕事を辞める前に考えて欲しいことがあります。

• 向いてないのか、ただ嫌なだけなのか
• 自由にのびのび働きたいは難しい
• 部署移動できないか交渉する
• 転職活動をしてみる

以上ですが、順番にご説明しますね！

向いてないのか、ただ嫌なだけなのか

まず１つめは、向いてないのか嫌なだけなのかを考えてみることです。

性格的に向いてない仕事であれば、辞めることも視野に入れる必要があるのですが、嫌なだけなのであれば少し待った方がいいと思います！


私の場合、新卒で入ったアパレル会社で営業をしていたのですが、最初は営業が嫌だったんですね。

なので私自身、営業が向いていると思ってませんでした。


でも仕事に慣れてくると面白くなってきて、外に出るのも好きになったんです。

実は、どうも私は営業が向いていたみたいで、嫌だった気持ちは徐々に薄れていったんですね。。


このように「ただ単に今の仕事が嫌だから自分には向いていない」と勝手に思う前に冷静になって考えてみてください！

私のように、実は向いている仕事の可能性もありますから！

自由にのびのび働きたいは難しい

もしあなたが、自由が好きで誰からの指図も受けたくない性格だから、今の仕事は向いてないと思っているのであれば諦めてください！

あなたが今、超ウルトラ級の実力を持っており、自分一人の力で何でもできるのであれば別ですが、そうでないのであれば転職しても状況は変わらないと思います。


私も指図されるのが嫌なので、コンサル会社からアパレル業界に戻ってきましたが、会社員である限りは完全な自由はありませんし、指図もされます。

ただ、私の場合は経験者なのでそこまでうるさくは言われないんですし、営業なので数字さえあげれば、何も言われません！


なので、自由が欲しければ営業で数字を残すか、めちゃ優秀な人材になるしかないんですね。。

もしそれが嫌なら、超成果主義の会社に行くか独立するしか方法はありません！

部署移動できないか交渉する

会社を辞める前に、会社内で部署移動できないか交渉してみてください！

例えば、企画の仕事が向いていないのであれば営業に行けないか交渉してみる。


今思えば、私が企画のデスクワーク仕事が嫌で辞める前にまず交渉してみるべきでした。。

なんだと・・？

本気の辞める気で言えば、上司だって聞かざるを得ません！

ただ、本当に辞めさせられる可能性もありますので、次の項で説明しますが、保険をかけておく必要があります！

転職活動をしてみる

もし部署移動するほど大きな会社ではない場合や、社長や会社が嫌いでもう耐えれられないのであれば転職活動することをおすすめします！

転職活動には様々なメリットがあるのですが、まず他の会社を見ることで今の会社が本当にひどいのか、それとも贅沢なことを言っていたのかが分かってきます。


また、今の自分を見つめ直すことができますし、自分の価値を知ることもできるんですね！

なぜなら、価値が低ければどこも相手にしてくれないですし、その場合ショックを受けるかもしれませんが、条件を下げるか今の会社にしがみつくことも選択肢に入ってきます。


そして、もし会社を辞めることを考えるのなら、会社を辞める前に次を見つけておくことは大事です！

辞めてから転職先を探すのは大変ですし悲惨ですからね。。


【参考記事】次の仕事決まってないけど辞める！デメリットと焦った私の悲惨話

ただ、計画もなく転職するのはリスクが高くなりますので、転職を考えるのであれば、「転職エージェント」は必須です！


私の場合、「転職エージェント」を活用し、万全の体制を築いていたおかげで失敗せずに転職できました。


万全の体制と言いますと、私は転職エージェントに履歴書や職務経歴書の書き方を一から教わっていたことです。

特に会社が求めている人物像の把握や求人内容の分析方法、自己PR等、職務経歴書の書き方は凄く参考になりました。


なので当然、求人企業に合わせた応募書類の書き方と、求める人物像の詳細情報を得ることが重要になり、自分の強みがどのように活かせられるのかを論理的に表現することも大切です。

転職エージェントはアドバイスだけで終わらず、何度も書き直した書類を添削してくれましたし、この時に作成したものが今でも私の職務経歴書のベースとなっています！

また、面接対策でも必要なのですが、求人企業の詳細を転職エージェントにメールでも電話でも突っ込んだ話が聞けます。

残業とかブラック度であったり、また給与等の条件交渉までしてもらえるんです！


面接官には直接聞きにくいですが、転職エージェントであれば聞きやすいですからね。。


以上のように「転職エージェント」の活用はメリットが多く、利用しない手はないので、下記記事を参考にして戦略的に進めてください！


➡【３０代向け】メンタル弱いネガティブな人の転職方法

➡【４０代転職は厳しい？】メンタル弱い私が４０代で３回も転職できた方法

➡大手企業や年収大幅UPを狙う転職ならこちら

もし転職活動中に面接で退職理由を聞かれた場合、「今の仕事が合わない」という理由はありですね。

実際に私も言ったことがあります。


企画の仕事の次に営業の求人に申し込んだ時と、コンサル会社からアパレルの営業に戻る時がそうですね。

別に悪い退職理由ではないので、堂々と言ったらいいです！


違う職種であれば、特に怪しまれることもありませんし、なぜ前職が向いていなかったのか、失敗を活かして次は何ができるのかを論理的に話して、後はやる気を見せれば大丈夫です！


もし論理的な退職理由や本格的な面接対策を知りたいのであれば、転職エージェントに相談すれば大丈夫ですよ！

最後に

今回は、「仕事向いてないから辞めるは甘えではない！むしろ正解の訳」として、

• 仕事が向いてないから辞めるが正解の理由
• 仕事が合わないとうつ病になる可能性がある！
• 合わない仕事を１年で辞めた私が感じたこと

以上のお話をさせていただきました。


本当に合わない仕事を続けることはつらいんですし、病んでしまう可能性もあるので、もう無理だと思ったら辞めてしまった方が良いと、１年で退職を決意した私は思うわけです。


甘えだと感じる必要はありません！

甘えだなんて周りが勝手に決めていることであって、誰も責任は取ってくれません。


辞めるのは甘えではなく、考えであり選択です！


向いてないと思うから辞めるんです、甘えではありません！



ただ、不思議なもので、私が昔に苦手としていたデスクワークは今ではあまり苦ではなくなりました。

性格的に合わないことは今でも変わらないのですが、たぶんコンサル会社でデスクワークに慣れたのと、コンサル会社でしごかれて少しだけ効率的に仕事ができるようになったからだと思います。


人は成長すると苦手なものが減るのですが、だからと言って成長するのを待って我慢し続けていれば先に「うつ病」になってしまう可能性があるんですね！


もう一度、今の仕事が本当にあなたに向いてないのかは考えてみる必要はありますが、精神的に病む前に手は打っておくべきです！

そのために私は転職活動をすることをおすすめしました。


保険として転職活動をすれば、心の余裕ができますし、いざとなった時の武器にもなります！

精神的に病んでしまっては、転職活動する余裕はありませんし、次の会社を決めずに辞めた経験がある私が反省していることなんですよね。。


私のようにボロボロにならないことを心底祈っていますし、今回の記事が参考になれば嬉しいです！！


➡マイナス思考の自分を変えたい・・人生を変えた方法

会社を辞めたくても辞めれない場合

今、もしあなたが、

• もう何も考えれないぐらい精神的にヤバすぎる状態
• 仕事がつらすぎるけれど人手不足等で会社を辞めれない
• 会社がブラック過ぎて後が怖いし退職が言い出せない

上記の状況であれば、退職代行を使ってでも辞めたほうがいいと思います。


そんなヤバい状態で会社に残っていても絶対に良いことはありませんし、体と精神が崩壊するだけです！


私は基本、退職時は自分自身でしっかり伝えた方が良いと考えている古い体質の人間なのですが、それは通常の場合です。

伝えるのが無理な状況や聞いてくれない時は仕方がありません！


退職代行を使えば会社に出向くことなく退職できますし、しっかりとした退職代行業者を使えば退職後もトラブルもありませんので、心配無用です。



退職代行はただの「手段」にすぎません！

あなたの目的は無事に辞めることです。


であれば極論、直接伝えようが間接的に伝えようが、退職代行を使おうが何でもいいはずです！

あなたはもう頑張りました。。

頑張り過ぎたのです！


でも、会社は助けてくれませんでしたよね。。

苦しんでいるのに、、会社のために頑張っているのに。。


会社ってそんなものなんです！

良い時はヨイショしてくるくせに、ダメな時はあっさり切り捨てる！

冷たいもんですよね。。



そんな会社、今回はこちらから見限ってやりましょう！

なので、遠慮なく辞めてしまって大丈夫ですよ！！

会社を辞めることは決して逃げることではなく、人生を変えることですから。

退職代行については下記記事を参考にしてください。


【参考記事】退職代行を使う人はクズで恥ずかしい？逃げでも利用すべき理由


【関連記事】退職代行SARABA(サラバ)だと失敗しない？特徴やメリットデメリット