【30代以上の転職者必見!】SWOT分析で自己分析のやり方と事例を紹介します



こんにちは!


中小企業診断士で自己分析オタクの営業マン、ことまです。

こっさんと呼んでください。


  • 転職活動で自己分析に手間取っている
  • 自己分析をSWOT分析でしようと思っているけどやり方が分からない
  • 具体的な自己分析方法と事例を紹介して欲しい!



以上のように、転職を考えて自己分析をしようとしているけど苦戦中のあなたに今回の記事を読んでいただきたいと思います!


自己分析って面倒くさいですし、慣れていない人は難しいですよね。。

特にSWOT分析をしている人には強みや弱みとか、ほんとややこしいと思います。

俺みたいに強みしかない人間には弱みは関係ねーぜ!

確かに。
バカでブサイクでおまけにつるっぱげと、強みだらけですね、あなたは。。

あ、あれ?
それって強みでしたっけ。。

強みと思っていた方が傷つかないで済むでしゅよ、きっと。。



分かります!

私は今まで転職経験が7回もあるので、自己分析しまくりましたが、最初の方はどうしていいのかよく分かりませんでした。


ただ、転職を繰り返し、転職エージェントのアドバイスやコンサル会社で経験を積んだことで自己分析が得意となったんですね!



30代以上の転職ともなると今までの経験が問われますし、しっかり自己分析ができないと自己PRや志望動機等に説得力が欠けます。

また、自己分析していないと書類で落とされることや転職先を間違ってしまうこともあり得るんです!

なんせ私が経験済みですから。。


なので、自己分析は徹底的に行う必要があるんです!


ただ、何も自己分析が役に立つのは転職だけではありません。

今後のあなたの仕事人生をどうすればいいのか?何をすれば他者に勝つことができるのか?が分かるようになるので、今後に非常に役に立ちます!



今までの転職で失敗もしてきた私ですが、今ではSWOT分析を用いた自己分析シートを作成しております。

私みたいに転職に苦労して欲しくないので、今回はSWOT分析を用いた自己分析のやり方と私の事例もご紹介したいと思います!


是非とも転職や今後の仕事人生のためにも、参考にしていただければと嬉しいです!


SWOT分析を用いた自己分析のやり方



SWOT分析とは、ハーバードビジネススクールで開発された、、

そんな能書きなんていらないんだよ!
さっさとやり方を教えろ!!

さっき、バカでブサイクと言われて怒ってるでしゅね。。



ちっ。。

ここからいいところだったのに。。



まあ、おそらくある程度のことは分かっておられると思いますので、SWOTの説明は省きますが、

  • Strength(強み):自分の強み、得意なこと
  • Weakness(弱み):自分の弱み、苦手なこと
  • Opportunity(機会):転職する業界や会社のチャンス
  • Threat(脅威):転職する業界や会社の脅威



以上を使って行いますが、では実際にやってみましょう!


あなたの強みを書き出そう!



自己分析シートは下記画像になります。

SWOT分析を行って今後の方向性、転職先を探ることになります。



上の画像左上のSWOT分析で自己分析をするにあたり一番のポイントは、まずは何が得意か苦手かの全てを書き出すことです。

SWOT分析部分をUPした画像が下記になります。




おそらく、最初は何から書き出せばいいのか分からないかもしれません。


なので、例としてまずは社内と社外で分けます。

社内とは上司、部下、同僚、社長等との仕事関係のことや人間関係のことです。


そして社外とは業者、取引先、営業先等ですね。

上司や部下と一緒に仕事をしている内容で得意なことは何か?


上司への報連相が得意な人もいるでしょうし(私は苦手です)、上司への資料作りや補佐仕事(具体的な仕事内容まで)が得意な人もいれば、部下への接し方が苦手、女子社員との会話が苦手な人もいると思います。

俺は女子社員に人気なところが強みかな!

うっせーわ。




そして、仕事内容を最初から思い出してください!


電話でアポを取るときや、営業事務作業、商談や提案方法、クロージング、飛び込み営業・ルート営業等の仕事の中で自分は何が得意で苦手なのか?

社外の仕入先等に対してどんな仕事をしていて何を得意としているのか!?

俺は社外の人からも人気過ぎて困るのが強みかも!

もうやめてくだしゃい。。
聞いていて恥ずかしいでしゅ。。



。。。


このように、仕事の順番に考えていくと抜けや漏れがなくなると思います!


そして、次に今までしてきたことを数値化しましょう!

別に難しい計算式を使う必要はありませんよ!


覚えている範囲でかまいませんし、何なら今からでも数値化することができます。

例えば、パソコン入力時間や書類作成時間がありますね。

何秒に何文字入力できるかとか、その他でも仕様書、設計図の作成時間等、バカらしいと思うかもしれませんが、これらも立派に得意なことです!


私は手先が不器用なので工作や大工仕事みたいに何かを組み立てること、書類作成にも時間がかかるので、手先が器用とか書類作成が速い人を尊敬してしまいます。(笑)


なので、自分では当たり前とか考えずに何でも数値化してみてください。


営業は分かりやすいと思いますが、今までの売上であったり新規顧客開拓数、新規顧客アポ電話数でもいいですね!

営業活動を数値化すれば、実は新規顧客獲得率が高かったり、逆に意外と新規顧客にアプローチできていないと分かるので、今後の仕事に活かすことができます。


ビジネスにおいて数字は絶対ですから。。

なので何でも数値化することをおすすめします!



そして、得意なことや先ほどの数値化したことを他者と比較してみるのが良いと思います。


他者をバカにする必要はありませんし、優越感に浸ることが目的ではありませんよ!


他者よりも得意なのであれば、その知識や経験、技術等はあなたの「強み」になるんです!

つまり、あなたの「強み」を見つけるために他者と比較してみるんですね。


ここで言う他者は同僚や上司、部下、知り合いの営業マン等、あなたの身近な人のことであり、どこかの有名人である必要はありません。


そして自分の強みが分かれば、転職に役に立つのはもちろんですが、今の会社においてもその強みをさらに磨き、強みを活かした仕事や仕事方法を駆使すれば他者よりも抜き出た存在になります!

また、自分の強みを活かせれば、その分野では社内では1番になれるので、上司からも認められますし、転職する際にもアピール部分となるんですね。


なので、是非とも自分の強みが何かに気付いていただきたいと思います。


最後に「コンサル会社からアパレル会社への転職時の私の強み自己分析結果」を掲載しておきますね。




では次は弱みにいきます!


あなたの弱みや問題点を把握しよう!



強みが書ければ次は弱み・問題点です。

実はコンサル会社での場合、あまり弱みは重視しません。


なぜなら、特に中小企業の場合は経営資源に限りがあるため、弱みや問題点を克服するよりも強みや得意なことを伸ばすために資源を投資したほうが効率が良いからです。

まあ、弱みも克服したいのですが、なんせ資金がないので仕方がないんですけどね。。


ただ、転職活動では弱みや苦手なことを把握することは重要になります。


俺には弱みがないところが弱みかな!

うっせーわ。
次言ったらフルチンで引きずり回すからね。。

「ひ~」

しかも、フルチンでしゅか。。

ぞ~っ。。
ごめんなさい。。



なぜなら、弱みや問題点をしっかり把握しておかないと、苦手なことだと気付かずに転職して失敗してしまう可能性があるからです。


私の場合、基本的にデスクワークや細かい作業が苦手なので、職人技が必要となる仕事や工場作業みたいな仕事は向いてないですし、そういった技術が必要な職場に転職すると、どえらい目に遭います!

すぐに再転職になってしまうでしょうね。。(笑)


なので、自分が苦手なことが必要な会社に間違っても転職してはいけませんし、失敗しないためにも弱みの把握は絶対に必要となります!

ちなみに私のはこちらです。




もし先ほどの強みも含めて、弱みがなかなか出てこない場合は下記記事が参考になると思いますので、必要であれば見てくださいね!


【参考記事】効果あり!マインドマップの自己分析の使い方と具体例


チャンス(機会)と脅威を埋める



そして次にシートの強みの右横のチャンス(機会)を埋めますが、「チャンス(機会)」とは、あなたの得意なことが活かせられる業界や、やりたいことができる業界のチャンスです。


私であればアパレル業界なので、アパレル業界が今チャンスとなっていることを書きます。


SWOT分析をした自己診断シートには文字数の制限があるので、細かく書く必要はありませんが、志望動機や面接では数字や根拠を踏まえて話す必要あります。

なので、ここでしっかりと転職したい業界の現状を調べておいてください!


アパレルであれば、20年間で市場規模が2/3になったにもかかわらず供給量は2倍になっており、安い商品が売れなくなったことは「脅威」ではありますが、一方で価値のある単価の高い商品が見直されているのは「機会」になります。

以前、値段が安いだけのメーカーにお客さんを取られていたため、安ければ良いといった風潮でなくなってきたことも私にとっては追い風です。


また、アパレル業界の平均年収が低いため、若手人材の流入が他の業界と比較しても少なく転職するにはチャンスですね。

そして、コロナの問題で今は状況が違いますが、当時はインバウンドでアパレル業界も盛り返していました。


また、アパレル業界に中小企業診断士は少ないので差別化が図れることもチャンスですね!


今回はアパレル業界への転職話ですが、私は異業種である介護業界の経営企画職の転職も試みたことがあります。

初めてで知らない業界だったので、かなり介護業界のことを調べました!


業界を調べることはもちろん、自分の強みがどう活かせるのか、何がチャンスなのか、志望動機等の応募書類の書き方、面接対策等の全てを網羅した記事をUPしておきますので、是非とも参考にしてください!


【参考記事】転職エージェントをうまく活用して未経験転職を試みた話


そして、チャンスの下の「外部からの脅威」はあまり使うことはないのですが、業界の脅威となっている思い当たることを書いていただければ大丈夫です!

なぜ重要視しないかと言いますと、業界の脅威を克服するには一個人や一企業では無理だからです。


例えば、アパレル業界の給料であったり、ブラック社長が多いとか言われても、あなたはどうしようもないですよね!?

いや、何とかしてくれ!



。。。


あなたの家計の話であったりお小遣いであれば、奥さんに交渉すれば何とかなるかもしれませんが、アパレル業界自体の給料を何とかしろって言われても。。

ちっ。。



ただ、転職するにあたり、業界自体の動向を探るのには参考になります。

未経験でしかもコロナ禍の中で観光産業に飛び込むのは無謀ですし、百貨店もしんどいですね。。


でも、私は業界全体の動向だけで決めるのは良くないと思っています。


斜陽産業と言われているアパレル業界でも良い会社は多く存在してますから。

一方で、伸び盛りのIT業界でもクソ会社がいっぱいあるのはコンサル会社で経験済みです。


つまりは業界というより、会社自体をしっかり見るべきなんですね。

なので、外部からの脅威は参考程度で良いと思います!


弱み・問題点の根本的な原因は何か?



ここまでの話でSWOT分析は終わりになるのですが、分析だけしても意味がありません!

現状を把握した後に行うのが、「弱み・問題点の根本的な原因」を考えることです。


上に羅列された弱みはなぜ弱みとなっているのかを把握し、解決したほうがいいのか避けた方が良いのかを考えるんですね。

結果がシート右上の「今後の方向性・目指すべき理想像」に繋がります。


私の場合は、

  • 社長や上司の監視や管理されることが苦手で大組織に向いていない
  • OEM(相手先ブランドの形をとった生産)等、私が企画をするのは苦手
  • やりたいことがなく精神的に宙ぶらりん状態
  • アパレルや営業ではコンサル経験を活かしにくい



以上の弱みや問題点がありました。

根本的な原因は下記です。



これらの弱みや問題点をどうするかで転職先も決まってきます。



当時、私の今後の方向性と言うかやりたいことは、はっきり言ってありませんでした。。


ただ、当時所属していたコンサル会社での仕事が苦痛で心も体も疲弊していたため、とにかくゆっくり冷静に考える時間が必要だと思ったんですね。

次に新しいことを挑戦してしまうと、仕事をこなすだけで精一杯になり、ゆっくり考えることができないうえ、精神的に弱い私がまた心がやられてしまうことも考えられます。


なので、取りあえず慣れているアパレル業界に戻って、今後の人生をゆっくり考えてみようと思ったわけです。

当時はアパレル業界も転職者にとってもチャンスが多かったうえ、私の強みも活かせられますからね!


また、コンサル会社みたいなガツガツ系ではない、コンサル活動も続けたいと思っていました。


ということで、次に「今後の方向性」を決めることにします!


SWOT分析後に今後の方向性を決定する!



では、今後の方向性を決めるのですが、ポイントは2つです。

先ほどSWOT分析した、

  • 「強み・得意なこと」と「機会(チャンス)」を掛け合わせる
  • 掛け合わせたものが「弱み・問題点の根本的な原因」を解決もしくは回避しているか



以上を意識することなんですね。

私の場合ですと、

【強み】
・アパレル業界20年、営業歴18年
・営業、企画、生産、販売、経理等、一通り経験
・国家資格である中小企業診断士を取得

×

【チャンス】
・ベテラン人材の不足
・インバウンド等でアパレル業界に活気が戻ってきている

=とりあえずはアパレル業界に戻って、営業をしながら自分の今後の方向性を探る


結果、「弱み・問題点の根本的な原因」である、③やりたいことがなく精神的に宙ぶらりん状態」を解決しています。



また、

【強み】
・飛び込み営業が得意で100件以上の実績あり
・アパレル大手との実績もあり、企画業務もできる
・在庫を抱えたラウンド営業が得意

×

【チャンス】
・アパレルで営業経験のある人材の不足
・アパレル業界内にコンサル資格と経験者は少ない

=私の強みである新規開拓できる余地があって、在庫を抱えながらラウンド営業できる会社、また自由が利く小さい会社に転職する


結果、「弱み・問題点の根本的な原因」である、①社長や上司の監視や管理されることが苦手で大組織に向いていないと②OEM等、私が企画をするのは苦手を解決しています。



最後に、

【強み】
・コンサル会社にて2年間の実務経験あり
・再生事業計画、銀行交渉、資金調達等、財務が得意
・起業支援や起業セミナー、財務勉強会の経験あり
・税理士、弁護士、社労士等の士業の人脈がある

×

【チャンス】
・実務経験が豊富な中小企業診断士は少ない
・中小企業診断士は財務知識、財務の能力が低い

=中小企業診断士の資格やコンサル会社の経験を活かすため、副業でコンサル活動も行う


結果、「弱み・問題点の根本的な原因」である、④アパレルや営業ではコンサル経験を活かしにくいを解決しています。


以上が私の今後の方向性、理想像になります!


ちなみに、この強みと機会(チャンス)や例えば弱みと機会を組み合わせることを「クロスSWOT」と言うので、良かったら覚えておいてください。


そして、今まで記載したものがこちらです!

ふ~、やっと終わったか。。

ワークもこっちゃんにも疲れたでしゅ。。



そして、、

げっ、まだあんのかよ!?



もう少しだけあります。(笑)


どこであれば得意なことを活かせられるのか



そして最後に、分析した結果、私の具体的な転職活動は下記のような会社を探すことになりますね!




このように「強み」がどの会社や職場なら活かせられるのかを考えてみましょう!


例えば営業で企画するのが得意なのであれば、作られた商品をひたすら販売する営業は向いていないというか、あなたを活かせられないです。

なので、企画できる営業部署へ異動するか、企画提案する営業マンに無理やりにでもなるべきだと思います。


また、飛び込み営業が得意なのに、ルート営業しかない職場なのであればあなたの力を発揮できないので、新しいブランドや商品を作って無理やり飛び込みできる環境にすることが考えられますね。

逆に飛び込み営業が弱み(苦手)なのであれば、飛び込み営業がない会社や営業方法を考えることが大事です!


それでも今の職場であなたの強みを活かせられないのであれば、転職するしか方法はありません!


強みを活かせられない仕事をしていれば、結果を出すことが難しいですし、仕事自体も面白くないと思います。

どうせ仕事をしなければならないのであれば、強みが活きて結果も出て、周りからも認められ、給料も上がったほうがいいと思いませんか!?



大丈夫です!

今回のSWOT分析で、自己分析のやり方を知ったあなたがしっかりと自分を把握すれば、今後に必ず役に立つこと、間違いありません!!


最後に




今回は、SWOT分析で自己分析のやり方と事例を紹介しました。


自己分析を行うメリットは、あなたの強みや活かせる環境、目指す方向性が分かるので、必然的に「あなたに合う会社」がどのようなものなのかが分かることです。

そして、今後何をすべきなのかや、転職の場合「自己PR」や「志望動機」も作成しやすくなるのもメリットですね。


今後の人生においても非常に役に立つものとなるので、時間がかかってもまずはSWOT分析を用いた「自己分析シート」を完成させてください!


ちなみに、私がUPした自己診断シートでは右下が空白となっているのですが、こちらは具体的な行動計画が入ります。

下記記事で詳細をUPしてますので、次は行動計画の立て方を参考にしていてただければと思います。


【次はこちらの記事へどうぞ】

<中小企業診断士・現役営業>行動計画の立て方と具体例



今回の記事が少しでもお役に立てば嬉しいです!!


 

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