アパレル不振の原因はコロナ?売れないストレスから解放される方法



こんにちは!


中小企業診断士で熱血アパレル営業マン、ことまです。

こっさんと呼んでください。

  • アパレルが売れない理由は時代のせいだと思っている
  • 服が売れないのはコロナのせいだ!
  • 売れないし怒られるし、ストレスで今が辛い



以上のように悩んでいるあなたに、是非とも今回の記事を読んでいただきたいと思います。


あなたはアパレル仕事をしているけれど、服が売れない時代になったから売れないのはしょうがないし、特に今はコロナだし、商品を企画した会社や人間が悪い!と外部要因や人のせいにしてはいませんか?

当たり前だろ。
今売れないのはコロナのせいだよ。
それに商品も企画も悪い、だから売れたら俺のおかげ。

まるでジャイアンでしゅね。。



。。。

イラッ。
腹立つな、このクソガキ。。

こっちゃんの口が臭い、いや悪いでしゅよ!

しばくぞ。




その気持ち、分かります!

私も売れないときは商品デザインのせいや気温のせいにしてましたし、現会社でも売上が悪いと、新規顧客を上司に横取りされたから上司のせい!と思ってしまうことがいまだにあるんです。。

そんな、まだまだ甘ちゃんの私です。(笑)


ただ、ここで私みたいに人のせいにしてしまっては、腹が立つだけで終わってしまいます!

なので、冷静に考えてみることが大事になるんですね。


商品が売れていないのは、ほんとに時代や商品が悪いからなのでしょうか。

では、コロナで服が売れていないのなら、世間の人は今は全く服を買っていないのでしょうか?

コロナがなければ服は売れているのでしょうか?


そうではないはずです。

コロナでもそうですが、今まで様々な災害や経済ショックがありましたが、アパレルが全く売れていないと聞いたことはありません。


であれば、、

今、服が売れないのはコロナのせいじゃないかもしれません!

そんなことねーよ。
ぜってーコロナだって。
証拠あんのか、てめぇ。




確かに、コロナも原因だと思います。

ただ、そこで止まっては何も始まらないんですね。


なので、本当にそうなのかを疑ってみて深掘りしちゃおうじゃありませんか!

ではその件をデータも添えて確認してみましょう!


ということで今回は、

  • 本当にアパレルが売れない時代なのか?
  • 今のアパレル不振の原因はコロナのせい!?
  • 売れなくて怒られるストレスから解放される方法



以上の内容をお伝えします!


本当にアパレルが売れない時代なのか?



先ほどから、洋服が売れないという話をしていますが、本当に昨今は服が売れない時代なのでしょうか?


「アパレル・サプライチェーン研究会報告書」では、国内の衣料品市場規模が、1990年に約15兆円であったのが、2010年には約10兆円にまで縮小していると記載されています。

なので、20年の間で洋服は以前よりも売れなくなったと言うことはできますね。

ほら、やっぱり売れないじゃねぇかよ!




ただ、2010年のデータなので今は売れないと結論付けるのは早いです。

なので、直近のデータを見てみましょう!

参照:繊研新聞「データで見るファッションビジネス」①




こちらのデータは繊研新聞からパクってきたものですね。

パクってきたって、おめぇ中小企業診断士だろ?
自分で調べろよな。。

プライドがゼロでしゅね。。




いいんです!

使えるものは使う!

適当な私にはぴったりですな。

開き直りやがった。。



。。。


繊研新聞のデータでは2010年の市場規模は約9兆円となっており、「アパレル・サプライチェーン研究会報告書」とは約1兆円の誤差となっていますが、2010年から2018年までの市場規模推移を見てください。




2018年のものになりますが、繊研新聞の推定では日本の衣料品消費市場の規模は9兆7900億円となり、前年比0.4%増ですね。

そして、2010年から2018年までは約13%増加もしているんです!

あ、売れちゃってるのね。。

こっちゃんにとっては不利な状況になったでしゅね。




市場規模は10年を底に11年以降、8年連続で増加しており、10年は08年に起こったリーマンショックによって売上が低迷した時期でした。

11年には東日本大震災があり、市場規模はさらに落ち込むかと思われたのですが、市場規模は回復し始め、2015年以降はインバウンド(訪日外国人)消費が伸びております。



そして次は供給量と平均単価ですが、

参照:繊研新聞「データで見るファッションビジネス」②




供給量は10年と比較すると17年は減少していますが、15年から増加に転じています。

また、円安の影響でここ数年間の衣料品平均単価は値上がり傾向にあるため、販売量に影響することになりますね。

参照:繊研新聞「データで見るファッションビジネス」③



上の表は1ヶ月の衣料品支出金額推移ですが、10年と18年の被服及び履物の支出金額はほとんど変わりません。

ということは、下の表を見てもらえれば分かるのですが、衣料品の平均単価が上がっているので、年間購入点数が減少しているということです。

参照:繊研新聞「データで見るファッションビジネス」④



結論としては、衣料品は購入点数は減少しているけれど、2010年から市場規模が増加しているので、

ここ数年はアパレルが売れない時代とは言えない!



ということになりますね。

もちろんバブル期ほど売れませんが。。


今のアパレル不振の原因はコロナのせい!?



アパレルの市場規模は2010年から増加しているため、ここ数年は洋服(アパレル)が売れない時代ではないのであれば、なぜあなたは売れていないのでしょうか?

知るか。
売れないものは売れないんだよ!
しかもさっきの表はコロナ前の話だろ?
今と一緒にすんじゃねーよ!




もちろん、コロナの影響が全くないアパレル会社は少ないでしょうし、ひどい商品だと売ること自体が至難の業です。

ただ、あなたの周りの会社や同僚の営業マンは全然売れていないのか見てください!

まあ売れていないのは俺のみだけど。。

なんじゃそりゃ。。
さっきの勢いはどこへ行ったでしゅか。




バブル期みたいに何でも売れる時代は終わり、今は多様性の時代でファッション以外(特にネット系)にお金をかけるようになりました。


なので当然、ファッションに配分するお金も昔より減少している!

それに今は値段競争が激しくなってるし、今はコロナで売るのが大変なんだよ!


と言いたいですし、私もそう思いたいです。。(笑)


でも、逆の事実として、ここ数年はアパレルの市場規模は増加していることを数字が証明しています。

そしてコロナでも売上を伸ばしている会社はありますし、実際に当社は3月4月はいまいちでしたが、それからは前年売上を上回っており、私の売上も絶好調でした。

おかしいな。。
俺が売れないのはコロナと企画のせいだと思うんだけど。。



なので、コロナで誰しもが売上が悪いわけではないんですね。


もし会社全員の売上が悪いのであれば、会社全体の販売方法に問題があるのですが、あなただけ売上が悪いのであれば、周りの売っている営業マンはどうして売れているのか?を知ることが必要ですし、場合によってはあなたの営業方法自体を見直してみるのが良いかもしれません。


ひ~ん。
なんで俺をいじめるんだよ。。

とうとう泣いちゃった。
別にいじめてないでしゅけどね。。

なんだと、このクソガキー!!

子供には強いんでしゅね。。
最低の人種でしゅ。




「服が売れない。。」


この言葉はここ何年も言われておりますが、私がアパレル業界に入ってからずっと言われているような気がしますね。。

アパレル業界は斜陽産業だし、タンスには服があふれているし、昔と違って携帯代も高いから服が売れないのは当然だと。

不況だから、消費税が上がったから、暖冬だから、しかも今はコロナだから。。


でも、何度も言いますがコロナショックまで実際はここ数年、アパレルの市場規模は増加しています。

その時ですら「服は売れてない」と言われてました。


そして今であれば「コロナ不況」です。


もしコロナがなければ洋服は売れていたのでしょうか。

たぶん、ずっと服が売れないと言っている人は、コロナがなくても洋服は売れないと嘆いているのだと思います。

まさか、俺のことじゃねーよな?

まさかしかないでしゅよ。




実際、本当にあなたの売り方が悪いから売れないのかどうかは分かりません。


ただ、世間が言うような「アパレルは売れない」という根拠のないデマに流されないことが大事であり、外部要因のせいにせず、まずは自分のやり方を疑うことから始めるのが改善の第一歩です。


でも、あなたはもう、他の人とは違った視点を持つことができたはずなので、売れる人になれます!


なので、次にコロナでも売れる方法を考えてみましょう!


売れなくて怒られるストレスから解放される方法



コロナ禍で売れなくて怒られるストレスから解放される方法は1つ。

「売れる人」になるしかありません。

それが無理だから困ってんだろが。




服が売れないと言われている中でも、売上を伸ばしているアパレル会社はいっぱいあります。

ユニクロは別格として、普通の中小企業でも売上を伸ばしている会社は多いですがそれらの会社が皆「特別な商品」を作っているでしょうか?


答えはNOです。


商品1点1点を見れば、特別に変わった商品を作っている会社の方が少ないですし、他の会社でもありそうな商品だと思います。


同じ商品で、他社や同僚は売れていてもあなたは売れていない。

また俺を責めるのかよ。。



そうではありません!

他社や同僚が売れているのであれば、方法を変えればあなたにも売れる可能性があるということです。


なので、今は売れていないからと言って、是非とも諦めないで欲しいんですね!

大丈夫ですから!

ほんとかよ?




ご存知の通り、世の中にはモノが溢れかえっています。


特にアパレルは昔と違い、タンスの中には服が多く、必要なものは揃っていますよね。

なので、普通に考えれば、新しい服は必要ないということになります。


特にコロナ禍では旅行にも行けないですし、外で外食することや人と接する機会自体が減少するので、服を買う理由がなくなっちゃいますね。


そんな今すぐ必要でない状況の中、商品を買ってもらうにはどうすればいいのか?

お客さんが欲しいものには2種類あります。

  • 今すぐや近々必要なもの
  • 自分の欲求・願望を満たすもの



1つ目の今すぐ必要なもので分かりやすい例は飲み物ですね。

のどが渇いた時の水やお茶等。


また、スーパーで今晩のおかずや来週に使うおかずの買いだめ等があたります。


一方、2つ目の自分の欲求や願望を満たすものとは、きれいになりたい、おしゃれに見られたい、自慢したい、もてたい等の願望を満たすものですね。

欲求や願望のために買うのであって、ただの布切れである服そのものに価値はありません。


つまり、お客さんの願望が「きれいになりたい」のであれば、極端に言えば、売るものは何でもいいのです。

きれいになれるという未来が必ず手に入るのであれば、お客さんは食べ物でも、服でも、化粧品でも、喉から手が出るほど欲しいと思うようになります。


例えば、服をネットで買う場合、綺麗なサイトや服をコーディネートで紹介しているサイトで購入しませんか?

そりゃそうだろ。
汚いサイトでなんか買うしねぇ。




別にどこでも売っている服であれば汚いサイトでもいいですよね。

でも、なぜ買わないかと言いますと、服を着た時の自分のイメージがつかめないからです。


つまり、サイトに掲載されている服を着た未来の自分が想像できるサイトでなければ、綺麗になる・格好よくなるという欲求や願望が満たせないんですね。

なのでコーディネートされているサイトの服は売れるわけです。

それは分かる。
でも、欲しい服が見つかればお客さんは一番安くなっているサイトで購入するんじゃね?




そうなんです。

なので、もう一つ重要な要素として、「あなたから、もしくはこの店から買う理由」が必要になります。


これは販売員でも営業マンでも誰でも一緒です。


例えば同じ商品を別会社の営業マン2人から見せられたら、普通、高い方の商品を買うことはないですよね。

ただ、高い方の商品の営業マンの人柄が抜群とか凄い情報を持って来てくれる、融通が利く、会社が超有名等、買うメリットが大きいのであれば、多少高くても選んでくれます。


実際、私が訪問した新規顧客先でも、当社の商品の方が安くて魅力的だと言ってくれたにもかかわらず、今の取引先の方が融通が利くということで断られたことがあります。

まあ、当社のメリットを伝えきれなかった私にも責任はありますが。。


このことは営業マンだけでなく販売員も一緒であり、販売員によってが店の売上が左右される所以です。


なので、売れるようになるには、商品の魅力をしっかり伝え、この商品を買っておいた方が良い理由や購入すればお客さんにどのような輝かしい未来が待っているのかをしっかりと伝えること。

今ならコロナ禍でも服を買う理由になりますが、リモート用の服が売れているのがヒントになると思います。


また、あなたから買う理由を作る必要もありますね!

俺から買う理由?
男前だから、、ぐらいしか思い浮かばないけど?

ガラスのハートなのかポジティブなのかよく分からない人でしゅね、こっちゃんは。。




あなたから購入する理由とは、ズバリ「あなたの魅力・強み」です。


苦手なことをしても得意な人には適いませんし、二番煎じじゃ追い抜くことは難しいです。

最初に売れる人の真似をすることは大事ですが、真似だけでは一生勝てないんです。


真似プラスで自分のオリジナルが必要なんですね。

オリジナルというのがあなたの魅力や強みになります。


このことは会社も一緒で、どさまわり営業が得意な会社がいきなりネット販売を始めてもうまくいかないのと同様で、会社ごとに魅力や強みが違うので、強みを活かした販売を行うことが重要なんです。


なので、売れるようになるには、自分の魅力や強みが何かを知らなければなりませんし、あなたの魅力が活きる会社でなければなりません。

強みを活かせられない会社にいては、あなたの強みは無いに等しいですから。。


自分の魅力や強み、売れない商品を魅力的に伝える方法については下記の詳細記事をご覧いただき、売れるヒントにしてもらえればと思いますし、是非ともコロナには負けないで欲しいと思います!!


洋服が売れない時代にも売れる理由 自社商品を魅力的に伝える営業術とは

売れるアパレル営業マンになる!無料の営業講座と自己分析シート


最後に




今回は「アパレル不振の原因はコロナ?売れないストレスから解放される方法」として、

  • 本当にアパレルが売れない時代なのか?
  • 今服が売れないのはコロナのせい!?
  • 売れなくて怒られるストレスから解放される方法



以上の内容をお伝えしました。


洋服が売れない時代と思われているかもしれませんが、実は市場規模は増加しているというデータを見てもらったとおり、売れてないことはないんです。

そして今はコロナ禍で苦しんでいる会社が多いですが、実際に売れている会社は多くあります。


なので、アパレルが売れないと嘆く必要はありませんし、そう思い込んでしまっては現実逃避となってしまい、結果、何もしないままとなってしまうんです!

なのでまずは、外部要因のせいにするのではなく、なぜ売れないのか、どうすれば売れるのかを少しだけでも是非とも考えてみてください!



過去の私は売れない営業マンでしたが、自分の魅力や強みを知り、活かせられる会社に転職したことで、今では何とか、そこそこ売れる営業マンになることができました。


もし、あなたの強みが今の会社では活きない、もしくは会社が嫌すぎて商品の魅力を伝える気持ちにならないのであれば、将来のことを考えてさっさと転職すべきだと思います!

その場合は下記記事を参考にしてください!


【体験談】アパレルの辞めどきはいつ?未経験転職の注意点と体験談



私の別の過去ではコロナではありませんが、会社のせいにしたり外部要因のせいにした結果、仕事のやる気を失い現実逃避したまま無駄な時間を過ごしてしまいました。

現実逃避中の私はやる気がないので成績は落ちるし、精神的にも病んできますので、ほんと悲惨な状態でしたね。。

こうなって良いことは1つもありません。


なので、あなたには是非、私を反面教師にして現実逃避することなく頑張っていただきたいと思います!


視点が変われば考えが変わる、考えが変われば行動が変わる、行動が変われば売れるようになる、と私は信じておりますので、あなたにとってもこの記事がきっかけになれば私は心底嬉しいです!!


アパレル業界は斜陽産業で終わり?本当に転職すべきなのか


【関連記事】転職で失敗するのが怖くて動けない!失敗しないおすすめ方法



 

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