こんにちは!
中小企業診断士で家庭内の嫌われ者コンサルタント、ことまです。
こっさんと呼んでください。
私は経営・財務コンサル会社での実務経験があり、今は中小企業診断士の個人事業主としてコンサル活動を行っています。
なので、その経験を踏まえてお話したいと思います!
あなたはコンサルタントについて、どんなイメージをお持ちですか!?
こっさんみたいな詐欺師?
こっちゃんみたいに嫌われ者?
どっちも嫌でしゅね。。
。。。
まあ、色々とあると思いますが、コンサルタントって確かに嫌われる面もあると思います。
でも、コンサルタントは決して詐欺師ではありません!!
たまにコンサルタントを名乗る変な怪しい人がいるから困るんですよね。。
我々も怪しいと思われますし。。
ということで今回は、
- なぜコンサルは嫌われるのか
- コンサルタントは役立たずの詐欺ではない!
以上のことをお話しします。
今回は中小企業診断士のコンサルタントの実際の仕事内容や裏話までお話しますので、ぜひこのまま読んでみてください!
Table of Contents
なぜコンサルは嫌われるのか
なぜコンサルは嫌われるのか?
今までコンサルタントとして活動して、私には理由が分かっています。
- 怪しいコンサルが多い
- 大して能力がないのに金額が高い
- 偉そうに言われる等、過去に嫌な目に遭っている
上記の理由がほとんどです。
怪しいと思う気持ちは分からないでもありません。
実際、私のいきつけのカフェでは、若い明らかに怪しい人がZOOMでコンサルをしていたり、若い人を勧誘していたりするのをよく見ますから。。
怪しいコンサルのほとんどが若いコンサルタントです。
しかも、なぜか成金みたいにブランド物を持っていたりして、めっちゃ怪しいです。(笑)
特にWEB系でよく見かけますね。。
簡単に楽にネットで稼ぐ方法みたいな。。
私のいきつけのカフェで勧誘している若いコンサルを名乗る人は、サクラを使って勧誘してますから。(笑)
コンサルの人は2人に説明をしているのですが、その内の1人がサクラで、めちゃもう一人を説得しているんですよね。。
勧誘が終わってバラバラになってから、また戻ってきて反省会してますから。
もう、一部始終見ている私はおかしくて。(笑)
まるで、こっちゃんみたいな詐欺コンサルね。
確かに、想像できるでしゅ。
イラっ。
ただ、能力がないのに高いとか嫌な目に遭っている等、こちらの方が深刻なのです!
怪しいのは明らかに怪しいので、ある程度分かるのですが、能力はなかなか最初に見抜けません。
一見、凄そうな人が実はたいしたことないっていうコンサルタントも結構いますし、私も何人も見ていますから。。
実際、私が過去に所属していたコンサル会社では色々な案件を受けていたのですが、中には破綻案件がありました。
破綻案件とは、コンサルタントが作成した計画書や支援がうまくいかなくて、こちらに回ってきたものです。
つまり “前のコンサルに能力がないから助けて案件” なんですね!
そんな案件を引き継いだ場合は本当に最悪です。
仕方なく受けるのですが、もうクライアント企業の社長は我々コンサルタントに疑心暗鬼しかありません。
「コンサルタントって偉そうだけど、何もしてくれないんだよな。」
とか
「計画書や提案書は分厚くて立派だけど、金額高いわりに全然役に立たない。」
等、最初にめちゃ嫌味を言われてからのスタートになるんですよ。。
でも、ここでしっかり支援すると、信頼度がかなり上がるので顧問先になりやすいのですが。。
また、嫌われるのは「税理士」さんも関係してきます。
「税理士」は基本、コンサルタントを嫌うんですね。
なぜなら、税理士は自分のテリトリーに変な人を入れたくないですし、自分たちの仕事の邪魔をされるのが嫌だからです。
なので、決算書等の書類が必要な場合、最初は社長も含め、税理士さんにも気を使います。
ここまで説明した通り、コンサルが嫌われるのは、能力がかなり関係してきます。
怪しくても金額が高くても、能力があって成果を出せば納得はしますよね?
つまり、金額以上の結果が出ないのに、かき乱して終わってしまうから、嫌われるコンサルが多いんです!
なので、結果を出せば嫌われることはなくなります!
コンサルタントは役立たずの詐欺ではない!
コンサルが嫌われるのは能力がないせいだと前述しました。
でも、コンサルタント全員が役に立たないわけでもありません!
詐欺師でもありません!!
違うの?
いえ、あなたは嫌われ者の詐欺師です。
あなたって、こっちゃんのことでしゅね。
とばっちりじゃね?
コンサルタントが詐欺師ではなく、金額に合う仕事をしていないコンサルが詐欺師扱いされるんです!
であれば、能力があって、しっかりと成果が出せるコンサルタントに依頼すればいいだけですよね?
私が・・!
と言うわけではありませんが、本当のコンサルタントの能力ってマジ凄いですよ!
とか言って、自分が凄いって言いたいんだろ?
この詐欺師が。。
こっちゃんもこっさんも詐欺師だからね。
それだけは譲れないみたいでしゅ。。
。。。
実際に私はコンサル会社時代、周りは凄いコンサルタントばかりでした!
知識や能力が半端なくて、私はコンサル会社では無理だと思い辞めたぐらいですから。。
特に私のコンサル会社は財務支援や再生企業に強かったので、数値把握能力や再生させるための実行支援は凄くて、私はいつも「凄いなぁ・・」と思いながら見てました。(笑)
なので、コンサルは役に立たないのではなく、、
コンサルタントは絶対に役に立つ存在である!
と信じて、私も今は個人で活動しております!
まあ、確かに役に立たないコンサルもいるかもしれませんが、、役に立つコンサルタントになればいいだけです!!
なので、安心してコンサルタントを目指してください!
ただ、役に立つコンサルタントになりたいのであれば、私はコンサル会社に転職してでも実務経験を積むのが良いと思っています。
コンサル会社には知識や経験、ノウハウの宝庫ですから。。
コンサル用のフォーマットも手に入れることができますからね!
何より学ぶことはかなり多いですし、飛躍的に能力がUPすることは間違いありません!
でも、今からあらゆるコンサル会社を視野に転職活動をするのであれば、応募書類は当然ですが、コンサル会社面接対策が必要となります。
私は何社も面接を受け経験済みですが、普通の会社とはかなり違うと思います。
ある会社ではクイズ形式の問題を出したり、めちゃ難しい筆記試験を受けさせたり、特殊なのが多いんですね。
ただ、共通しているのは「論理性」を求めてくることです。
まあ、コンサル仕事には論理性が重要なので当然と言えば当然ですが。。
なので、コンサル会社に強い「転職エージェント」を選び、一緒に転職活動をするぐらいでないと難しいコンサル会社に受かるのは至難の業だと実感しています。
応募書類の書き方は重要ですし、コンサル会社向けのものが必要ですから。
「JACリクルートメント」は私も実際にお世話になったこともあり、おすすめの転職エージェントです。
実際、応募書類の書き方は凄いですし、面接対策もかなり参考になりました。
JACリクルートメントの良いところは、コンサル会社に強いことに加え、その他のハイクラス案件にも強いところですね!
なので、仮に難関なコンサル会社に転職できない場合でも、コンサル的な仕事である経営企画やマーケティング仕事にも可能性が広がります。
実際に自分が向いている、合っている仕事がコンサル会社でないこともありますから。。
もちろん他の転職エージェントも併用すべきですが、とりあえず JACリクルートメントは抑えておいてください。
➡ JACリクルートメントで年収アップのハイキャリア案件に転職できる理由
では、次に実際のコンサル仕事をご紹介したいと思います。
これを見て、本当にコンサルタントは役に立たないのかも判断してください!
実際のコンサル仕事
今回、ご紹介するコンサル仕事は再生企業に必要な「経営改善計画書」作成です。
「経営改善計画書」とは、これから会社を興すとか新事業を行う場合の「事業計画」とは違います。
債務超過である会社に多いのですが、既に融資を受けた借入金の返済が、業績悪化によって返済が難しくなった際に、月々の返済額を減らしたり、返済スケジュールの変更、時には新たな融資をお願いするために金融機関に提出する計画のことです。
経験がある人であれば分かるのですが、知らない人の方が多いと思います。
ただ、私が作成したものをUPするわけにはいきませんので、 例として「日本政策金融公庫」のものを少しUPしておきますね!
日本政策金融公庫の経営改善計画書は合計20ページほどで少し内容が薄いのですが、私のコンサル会社では、さらに内容が細かく30~50ページほどになるんですね。
ただ、普通のコンサルタントでは我々コンサル会社ほどの緻密な計画書を作成できる人はいません。
なぜなら知識はあっても策定ノウハウがないからですね。
例として、実際にあった、ある会社の経営改善計画のお話をします!
今回の案件は、ある公的機関からの紹介だったのですが、公的機関の専門家では対応できないため、私のコンサル会社にまわってきたんですね。
- 会社概要
- 組織図
- ビジネスモデル
- 不動産一覧表
- 財務分析
- 現状と課題
- 取引先売上データ分析
- 外部環境
- クロスSWOT
- 借入明細と返済シュミレーション
- PL,BSと将来PL,BS,キャッシュフロー計算書
- アクションプラン 等
こんな感じで、50ページほどの経営改善計画書を作成しました!
上記はほんの一部なので、数字に弱い人にも分かりやすい経営改善計画を作成することが大事なんです!
つまり、根拠を細かく書くということ。
数字だけ見せても、「本当にできるのかよ?」ってなるので、計画の売上が本当に可能なのかを示す必要があるんですね!
そして、5年分のキャッシュフロー計算書(下図)も作成し、事業を行うためには資金がいくら必要なのか、今後の資金繰りは大丈夫なのか、売上はいくら必要なのか、経費をどうすればいいのかまで計画を立てます。
ただ、この案件の会社には様々な問題があり、会社の社長は、少しというかほぼ鬱状態でした。
また、社長の次に重要な右腕的社員を、ある事情で社長が嫌っており、結果、右腕社員が社長以下の従業員をまとめている状態で、会社の雰囲気は最悪だったんです。
そのため、社長は従業員から無視されており、社長は従業員を信頼できなくなって、ますます鬱になるという負のスパイラルに陥っていました。
ただ、最初のスタートがゆっくりというのもあったのですが、まさか1年もかかるとは思ってなく、結果的には大変でしたし、何度も社長のネガティブ電話に対応するたび、私もノイローゼになるかと思いました。(笑)
なんせ、数値計画を社長と作ろうとしても、なかなか前向きなアクションプランが出てこない。
社長がマイナス思考すぎて、私が会社の実情に沿った実現可能性の高いアクションプランを提案しても、何かと言い訳してやろうとしないんですね。
理由は、提案したアクションプランが、嫌いな右腕的社員との行動が必要なことだからです。
この会社の根本的な問題は、右腕的社員との関係性の悪さ。
関係性が悪いためコミュニケーションがないことと、バラバラに行動してしまってることで業績が悪化しているのですね。
また、従業員の信頼を回復させるためにも、右腕社員との関係性を良好にすることは不可避ですし、この問題を解決しなければ、この会社の今後はありません。
また、この会社の借入金の多さも問題でしたし、優柔不断で後ろ向きな社長の性格も災いし、金融機関との関係もよくなかった。
何より、「メインバンクがない」ということが問題を長引かせました。
つまり、 旗振り役がいないため、 どこの金融機関も他人事でなかなか金融調整がまとまらないんですね。
そのおかげで、あと1日金融調整が遅れていたら支払いができず、計画が破綻するどころか、会社がやばくなるところまでいきました。
この1日はずっと様々な金融機関と電話してましたし、ほんと、精神的にもまいりましたね。。
ただ、一年かけて何とか社長を説得して、右腕社員と行動してもらうことと、金融機関との関係性をよくするために毎月顔を出してもらうようにした結果、業績は上向き、何よりも社長が明るくなった!ことが最大の収穫です。
右腕社員との関係性は最高までいかなくとも、コミュニケーションを増やしたため良くなっていってますし、社員との会話も増えました。
契約が終了し、久しぶりにお会いしたところ、「本当にありがとうございました。」と心底感謝してもらったのは感慨深かったですね。
そりゃ、1年間一緒に頑張ってきましたし、電話でよくケンカしてましたから。。
以上が一年かかった「経営改善計画」策定の話でした!
では、この計画を役に立たないコンサルタントが作成できるでしょうか!?
絶対に無理だと私は断言します。
なぜなら、基礎的な財務知識がないと作成できないからです。
簿記を持っていても難しいと思います。
なんせ、私が簿記を持っていますし、決算書を作成するわけではないですから。
中小企業診断士の人でも、決算書を読めてPL、BS、CFの流れや繋がりを把握して、銀行マンを満足させる計画を作成することは難しいです。
実務経験が必要になります。
ただ、基礎がなければ応用は効かないんです!
基礎がなければ実務経験を積む以前に、全く仕事になりません!
なので、まずはコンサル会社で知識取得や実務経験を積む必要があると前述したんですね!
実務経験は積めば積むほど凄い財産になります。
財務知識以外のマーケティングやIT、法務、何でも一緒です。
なので、実務経験を積んだコンサルタントが役に立たないわけがありません!
ということで、安心してコンサルタントを目指してください!
そして、今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです!
➡【特徴と強み】JACリクルートメントでキャリアアップ転職できる理由
➡【現役が語る】コンサルの仕事はつまらない?激務でうつ病になるのは本当か
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