経営者になりたい!中小企業の社長年収や仕事、社長になるタイプは?



こんにちは!


中小企業診断士の個人事業主兼なんちゃって営業マン、ことまです。

こっさんと呼んでください。


  • 経営者になって金持ちになりたい!
  • 中小企業の社長は大変だと聞くけど、実際の仕事内容はどう?
  • 社長になるタイプってあるの?



以上のことを考えているあなたに今回の記事が参考になると思います!


会社員で上から色々言われるのは嫌だし、自分の力で事業を行い、お金持ちになりたい!!

俺もリッチ社長になって、ブイブイいわせたいんだよね~。

無理無理、ブタにでもなっとけ。

ブヒブヒ。




分かります!

私も以前はよく、誰からも指図されることのない社長になって使われる側ではなく、使う側になってリッチになりたい!


そう考えていました。


でも、中小企業診断士のコンサルタントとして多くの企業や社長と接すると共に、自分で事業を行う身となって分かったことがあります。

それは、

中小企業の社長はリスクがあって大変!

ということです。


なので、この記事を読んで、本当に経営者になりたいのかどうかを考えていただければと思います。

ということで今回は、

  • 中小企業の社長年収と仕事内容
  • 中小企業の社長は孤独?なぜ悩みや不安が絶えないのか
  • 経営者になりたい!社長になるタイプとは
  • 真の経営者(社長)とは?



以上の内容をお伝えしますので、是非とも参考にしてください。


中小企業の社長年収と仕事内容



まず、そもそも経営者とは何でしょうか?

従業員をこきつかって金を集めて、夜の接待にお金を使う人のことだろ?

違うわよ。
従業員は奴隷で、逆らったらボコボコにするか、電気あんまの刑で従わせる、絶対君主のことよ。

電気あんまでしゅか。。




一般的に、経営者とは “経営方針や経営計画を立案、決定し、会社を経営する人”の総称ですが、その他でも様々な解釈があります。

  • 企業の最高方針を決定し,全般的管理を行う最高経営者
  • 企業の経営について最高の意思を決定し、経営活動の全体的遂行を指揮・監督する人または機関



とも定義しております。


簡単に言えば、経営者とは

会社の意思決定を行い、責任を取る人

つまり、最高責任者です!

なんだ、つまんねー答え。。
冗談も通じないの?

本当に冗談かな?

少なくとも、電気あんまは本気だと思うでしゅ。。



。。。


最高責任者である経営者は、会社の意思決定を行って会社を経営していくため、責任が大きいのは当然と言えますね。

経営者の一言で、会社が倒産することもあり得るのですから、そうなった場合は経営者が責任を取ることになります。


なので、経営者の仕事とは細かいことを言えばキリがないですが、「意思決定すること」であり、会社の業績は経営者しだい、経営者の能力にかかっているんです。


また、経営者の責任は会社内のことだけではありません。

倒産となれば、従業員はもちろん、株主、金融機関、取引先、お客さんにも迷惑がかかってしまいます。


そう考えると、経営者って本当に大変ですね。。


ただ、それだけ責任が大きいことの逆を言うと、「年収もやりがいも同じくらい大きい」ということになります!


中小企業の経営者の年収額ははっきり言ってピンからキリまであります。

私の経験上、ほとんど給料ゼロから年収が300万円もない経営者もいれば、3000万以上の経営者も実際にいるんですね。


でも一つだけ言えることは、中小企業の社長の年収はいくらでも高くすることができるんです!


なぜなら、ほとんどの中小企業、特に小さい会社になればなるほど、株主が身内だからです。

大企業では株主が様々で勝手なことをすれば株主総会で批判を食らうことになりますが、株主が身内であれば誰も反対しませんからね。。


なので、業績も利益も多くお金が有り余っているのであれば、別に年収を1億にしても問題ありません!

1億円!!

ダメ!
1億円は私のものよ!

。。。




実際によくテレビで派手な生活をしている経営者を見ると思いますが、めちゃ儲かっている会社であれば、テレビのような生活も夢ではないということです!

まあ、従業員の給料が低すぎれば問題ですし、業績が悪くなれば金融機関に真っ先に注意されますけど。。



ところで、先ほどから私は、‟経営者” と言ってますが、‟社長” とは言ってませんね?

なぜなら、厳密に言うと、経営者と社長は違うからです。

経営者が絶対君主で、社長が処刑実行者でしょ?

やっぱりマジでやる気だよ、この人。。

気を付けないとタマタマが無くなっちゃうでしゅね。。




ただ、ほとんどの中小企業の経営者が社長(代表取締役)なので、たいていの人は両者が同じものだと思うのが普通です!


代表取締役とは、取締役の代表のことです。

取締役の中から選ばれ、株式会社の代表権を持つ取締役を代表取締役と言います。


なので、社長と代表取締役が違う会社がたまにあるんですね。。


ただ、踏み込んだ話をするとややこしくなり、趣旨から離れてしまいますので、今後は、経営者と社長を同じ扱いで話を進めていきます。


経営とはなんぞや?



「経営とは何なの!?」


となると経営者よりもさらに様々な解釈が出てきます!


かの有名なドラッカーは、

“企業の目的は顧客創造である



と定義してます!


顧客創造とは・・・!?





バカな私は最初にこの言葉を聞いたとき、何のこっちゃウーロン茶状態でした。。

まあ、今でもよく分かっていませんけどね!


その他では、

  • 経営とは事業を継続することである(ゴーイングコンサーン)
  • 経営とは利益を出すこと
  • 経営とは社員を守り幸せにすること



上記の内容のことがよく言われています。

ちなみに、”経営とはロマンである!” と、私の先輩中小企業診断士はいっておられましたが、それも正解かなと思いました。(笑)


どれも間違ってはいないですし、どれが正解かも分かりません!

だから経営ってのは、社長の私の足をなめてでも尽くす奴隷を上手にこき使って、私の欲求を満たすことでしょ?

私はドラッカーさんの奴隷でいいです。。

社会人って大変でしゅね。




ただ、私の考えでは、経営とは、利益を上げるためでも継続するだけでもないと考えております。

これらはあくまで、手段であって目的ではないからですね!



人によって解釈の違いはあると思いますが、会社が利益を出して、その後どうするのか!?

税金を納めるためだけに存続しているのか。ということに私は疑問があります!


私の考えは、経営とは三方良しである「売り手よし、買い手よし、世間よし」の考えなんですね!


“世間” については人によって範囲が広くなってしまうのですが、私の考えでは従業員はもちろん、仕入先、社会もすべて含みます。

つまり、会社に関わるすべての人なんです。


売り手(会社)が利益を出すだけではだめですし、買い手(お客さん)だけのために安く売るのもどうかと思いますし、従業員だけの幸せを考えて給料を上げすぎても、経営はうまくいかないと考えています!


何も私は、従業員のことは考えなくて良いと言っているのではなく、逆に従業員満足は必須条件であり、当然のことだと思うんですね!


なので、従業員のこと以外の要素も必要になります。


つまり、三方のどれか一つに偏った経営をしていても、短期的にはうまくいくかもしれませんが、長期的には続かないということなんです!


なぜそう言えるのかというと、実際に私は中小企業診断士として様々な会社を見てきたからなんですね。


お客さんに売ることばかり考えての安売りで、利益が薄く経営を圧迫している会社や、自社のことばかり考えて利益を社員に分配せず、従業員から総スカンをくらっている社長も。。

現実問題として、三方全てを満足させることは難しいのですが、それでもバランスが重要だと思います!

「それって理想論じゃないの?」

「現実はそんなに甘くないって!」

と思われるかもしれませんが、経営とはロマンでもあります!(笑)

三方良し(理想論)を実現していくことが大切であり、経営を長期的に安定させるためには必要な要素だと、私は考えています。


中小企業の社長は孤独?なぜ悩みや不安が絶えないのか




中小企業の社長はよく「孤独」であると言われます。


そうそう、俺も孤独をよく感じるんだよな。。
社長はつらいよ。

あんたはただの従業員で、しかも単に嫌われ者で友達がいないだけだろうが。

なぜか悲しい話でしゅ。。




私は中小企業診断士として多くの社長とお会いするので、孤独で悩みが多いことを分かっていますし、実際、従業員には言えないことをよく相談されます。


なぜ、従業員ではなく私に相談するのかと言いますと、私は会社の決算書を見てており、お金の流れも経営者の給料や借金の額、経費の使い道等、従業員には言えない事情を知っているからです。


なので、相談できるのは、会社のことをすべて把握しているコンサルタントの私だけしかいないということになります。

ただ、コンサルタントがいればまだいいですが、そういった相談する人がいない場合は、1人で悩みを抱え込むことになるんですね。。


悩みを1人で抱え込むことはしんどいですよ。。


なので、社長には誰か相談できる人がいると、助言してもらえると共に気が楽になると思います!

そういった理由もあり、中小企業診断士の私には、実際に社長から様々なご相談がくるんですよね。



そして、相談の中で気づいたのは、社長が悩んでおられる内容には共通点があることです!

それは、

  • 自分の決断が正しいか分からない
  • 会社の今後の方向性を示せない
  • 会社のお金が不足しがちでいつも不安
  • 人脈が相談相手が少ない



以上となりますが、順番にお話します!


自分の決断が正しいか分からない



先ほど、社長が孤独である原因は、不安や悩みを持っていることであり、相談者がいないことだとも言いました。


ただ、会社員でも同じような悩みを持っていますよね。。

でも、、

社長が会社員と違うのは、「責任の大きさ」です!

会社員はいざとなれば、会社を辞めれば済むかもしれませんが、社長はそう簡単ではありませんよね。。

しかも従業員や仕入先、金融機関等に迷惑をかけますし、倒産となれば、家族を路頭に迷わせることになります!


この責任の大きさが、決断を迷わせたり躊躇することになるのです。

そうそう、決断を誤って社員を路頭に迷わすわけにはいかんのです。

だから、おまえはただの役に立たないクソ従業員だろうが。

とうとうクソにまで落ちたでしゅ。




私が経営相談に乗っているときにもよくありました。


一例ですが、「相手方がこんなことを言ってきているのですが、どうしたらいいでしょう?」とクライアントの社長が私に聞いてきた話です。


そのとき、いくつかの選択肢と選択肢のメリット、デメリットを説明したんですね。

そして、最後に社長に選んでいただくのですが、、

【こっちゃん社長】
どっちがいいのですか?
教えてください!

この問いに正解はありませんし分かりません。
なので、最後はこっちゃん社長が考えて、どうしたいのかを踏まえて選んでください。

【こっちゃん社長】
私には選べません!
だからどっちか選んでください!!

いや、だから。。



こんな感じです。(笑)


きー!
勝手に俺を変な社長に見立てるんじゃねー!!

ぴったりでしゅよ。




この場合は、私個人としての考えを言って、最終的に決断してもらいます。


上記の会話は本当の話ですが、すべての中小企業の社長はここまで極端な話にはならないかもしれません。

ただ、「社長の多くは不安を抱えながら決断していることが多い」ということを伝えたかったので、例として記載しました!


では、なぜ不安を抱えながら決断をしているのでしょうか!?


答えは、「根拠やデータ・情報がないから」です。


または、面倒くさくて集めようとしていない。

なので、勘を頼りに決断しているんです!


これでは、不安になって当たり前ですよね。。


なので、“自分の決断について自信を持つようにするのが解決策” となります!


会社の今後の方向性を示せない



次の悩みは、今後の経済状況や会社の展望が見えないから、会社の方向性を示せないことです。


まあ、今後の経済状況や景気なんか誰にも分かりませんし、ある意味仕方がありませんよね。。

でも、だからといって何も示さないことは従業員を迷わせることになります!



例えば、北海道に行くのか沖縄に行くのか分からない場合、各従業員はバラバラな方向に向かってしまいます。

しかも、交通手段がバラバラで、ある人は飛行機で向かったり、ある人は経費削減のため電車で向かったり。。


極端な例ですが、会社の方向性を示さなければ、このように無茶苦茶なことになってしまうんですね。。

俺はハワイがいいかな。。
しかもファーストクラスで。

意味が違うと思うでしゅ。




なぜこうなってしまうのかと言いますと、前述したとおり、社長は根拠やデータ、情報を持っていないからです!

何の根拠もなく思いつきで言ってしまうため、一貫性も説得力もなく、社長自身も確信がないので朝令暮改は当たり前。


結果、従業員は迷走することになりますし、嫌になって辞めてしまうことになるんです。


会社のお金が不足しがちでいつも不安



次はお金の不安ですが、まさに中小企業の社長が悩む一番の理由ですね!


中小企業は大企業と違い、贅沢な資金がある会社は多くないのは確かです。

それにしてもなぜ、中小企業にはお金に関して不安で悩みすぎる社長が多いのでしょうか!?

理由は、”社長自身が会社の数値、お金の流れを把握していない” ことが原因なのです。

「売上が上がっているのになぜ現金が少ないのだろうか?」

「売上が良くないし、支払いはできるのだろうか?」


私のコンサルの経験上、こういった悩みが多いですね。。


売上が上がっているということは、売掛金が増えて買掛金も増加している。普通、売掛金の回収は仕入れ(買掛金)の支払いのあとなので、当然現金は足りなくなります。

結果、売上が急激に増えたときにこの資金繰りの問題は大きくなり、黒字倒産ということが発生するんです!


こういった資金関係のことは財務知識や会社の数値を把握していなければ、理解できません。

なので、知識がない場合、なぜなのか分からないから不安が増大することになります!


なんせ、売上が上がっているのに、お金がないというのは不思議としか思えないですから。。

急に真面目な話をするなよ。
おもしろくねぇし。



。。。


また、支払いができるかが不安なのは、会社の資金の流れを把握していないからです。

あらかじめ、いつ入金があっていつ支払いがあるのかが分かっていれば、仮に資金ショートする月があったとしても、銀行に前もって短期の手形貸付で対応してもらえます。


もし、売上が悪いままで、銀行から借りれるかどうか分からない、といった不安があるのであれば、事前に説明して資金繰り表や事業計画等を提出すれば、理解してくれる銀行は多いです。



良くないのは、会社の数値や現金の流れを理解してないまま、お金が足りないと分かって慌てて銀行にお願いすること。

これは最悪です。。


担当の銀行マンは上に稟議を回す必要があり、当然お金を貸す根拠が必要なります。

また手続きに時間もかかりますし、もし銀行の支援を受けている会社であれば、本部決済が必要になるかもしれません。


本部決済となるとさらに時間がかかりますので、もし最悪、融資が間に合わなければ倒産する可能性があります!


なので余談になりますが、最悪な事態にならないためにも、いざとなったときに

「どれくらい資金調達が可能なのか?」

「どこの金融機関であれば貸してくれるのか?」


を把握しておくことは、中小企業の社長になるのであれば必要ですし、安心材料となると思いますよ!


人脈や相談相手が少ない



もし、経営知識やお金のことがよく分からないので悩んでいるのであれば、知識がある人に相談することが必要になります!

でも、こっちゃんみたいに嫌われすぎて友達がいない場合はどうしたらいいでしゅか?

一言多いんだよ。。

  • 相談できる人脈がない
  • 会社中身の詳細を知られたくない
  • 誰も信用できない



上記は「社長あるある」ですが、この場合、どうしたらいいのか!?


待っていても仕方がありません。

分からないことがあれば、自分で勉強して知識を得るか、知識のある人に聞くしかありません!


もし、人脈がなければつくるしかないんです!



私のコンサル会社時代でも、会社にいてても人脈はできませんし、面倒くさくて嫌かもしれませんが、外に出ることを顧問先の社長におすすめしていました!

よし!
これは俺の得意ジャンルだな!




最初は良い人に出会えないかもしれませんが、慣れれば良い人と出会える場がどこかが分かるようになります。

なぜなら、様々な交流の場に出れば、嫌でも情報が入ってきます。「どこの交流会が良い」とか、「この場を仕切っている幹事が最悪」とか。。


また、自分でも情報を調べることになるでしょう。そういった情報集めが大切なんですね!


そして、その情報をもとに新たな場に行き、また様々な人から情報を得ることができ、それを繰り返すことで良い人と巡り合うようになります!


ただ、注意点は興味を持つこと、積極的になることです!

嫌々であれば、人脈どころか情報も集まることもないので、時間の無駄となってしまうかもしれません。


私のおすすめは、少しお金がかかりますが、資格学校に行ったり、有料セミナーに参加することです!

セミナー?
サイトじゃねーのかよ。
ちっ。。

こっちゃん、出会い系サイトの話じゃないでしゅよ。

その顔で超キモいんだけど。



。。。


無料の交流会やセミナーは、冷やかしや会社からの派遣で無理やりの人も多いので、良い人脈が築ける可能性は低いんですね。


私の例ですが、国家資格である中小企業診断士の資格学校で、共に学んだ仲間や同期とは今でも繋がっています!

でも、サイトの方がいいと思うけど?

だから、マジきもいって言ってんだろ。

こっちゃんの好感度がダダ下がりでしゅ。




なんせ、1年以上も一緒に必死で勉強しましたからね。。

勉強仲間に加え、合格後に知り合った同期とも人脈ができます!


中には10年近く資格を取得するために勉強した人もおり、合格する難しさを知っているから、共に戦友となるんですよ!

中小企業診断士に合格した人の中には、中小企業の社長はもちろん、弁護士や税理士、大手企業の偉いさんが結構います。

普通に会えば、萎縮しそうな立場の人も同じ仲間。。

これが面白いんですよね!


別に資格を取れと言っているわけではありませんが、仮に資格を通じて人脈を得るのであれば、難関資格をおすすめします!

簡単に合格できる資格なら太い人脈を得ることはできませんし、せっかく挑戦するなら難関資格の方が仕事でも得ることは多いと思います。


中小企業診断士は名前の通り、中小企業の社長に役に立つ知識も多いので、もし気になるのであれば下記記事をご確認ください!


【参考記事】中小企業診断士資格は役に立たない、コスパ悪い、意味ない!が嘘の理由


また、有料セミナーもおすすめです。


しかも、シリーズで何回か続くセミナーですね!

シリーズセミナーのおすすめポイントとして、かなり向上心が高い人、もしくは、凄い人が集まることです。


なぜなら、こちらも資格と同じく有料なので、真剣な人だけが集まるからですね。

特にシリーズで続く場合は、お金はもちろん、時間的な拘束が多くなります。


なので、中途半端な気持ちでは申し込まないですし、続かないですから!


そして、こういったシリーズセミナーで得るものが大きいですよ!

人脈はもちろんのこと、新たな知識が身に付くからです。


例えば、会社数字であったり、マーケティング、集客、IT知識・ノウハウ等。。


ただ、どれだけ良い人脈を構築できたとしても、相手を信用できなければ、相談しても意味はありません!


なので、まずは人脈を構築する、そして信用する、ことが大切です!


「裏切られてもいい」


と、極論ですがここまで信頼してみることで、あなたの強い味方となってくれると思います。

信用していない人からは信用されませんから。。

他人なんか信用できねーよ。
信じられるのは俺だけだし。

優秀な人が言うと格好いいけど、こっちゃんが言うとなぜか悲しい話になるでしゅね。。

。。。




そして、ビジネス上の付き合いだけの人脈も必要ですが、それ以上の人脈も構築していきたいですね!

私も頑張ります!!(笑)


経営者になりたい!社長になるタイプとは



ここまでお話したことを含めて、中小企業の社長になるタイプ、向いている人とは下記だと考えています。

  • 逃げることなく決断できる
  • 一貫性のある方向性を示せること
  • 社長としての覚悟がある



以上となりますが、順に説明しますね!


逃げることなく決断できる



経営者の責任は大きいと前述しましたが、責任が大きいがゆえに、‟決断逃避” をしてしまう経営者が少なくありません。

つまり、決断を先延ばしにしてしまったり、ちゃんと決断することなく、あいまいな指示をすることですね。

従業員の裁量に任せたふりをして、失敗すれば下の責任にするといった卑怯なやり方です!

任せることはいいのですが、任せたのであれば失敗した場合は社長が責任を取らねばなりません。

でも、従業員のせいにする社長がどれほど多いか。。

そうだそうだ!
社長はいつも俺のせいにするんだよ!
ただ、売上がめちゃ悪くて遅刻が多いだけなのに!!

私が社長でその発言を聞いたら、あんたの顔の原形が変わるぐらいぶん殴ってるけどね。

きっと優しい社長なんでしゅよ。。



。。。


従業員任せの社長は決断をしているようで、まったく決断していないんですね。


なぜこのようなことが起きると言いますと、どうしていいのか本人にも分からないからです。

なので、従業員に任せて失敗すれば評価を下げるといった愚策を行ってしまいます。

決断できない社長は経営者ではありません!



ましてや、従業員のせいにするのはもってのほかです。こういった社長のもとからは皆去っていきます!


なので、中小企業の社長になるタイプ、向いているのは、逃げることなく決断ができる人なんです。


一貫性のある方向性を示せること



次に挙げられる社長の資質は、一貫性のある決断であり方向性(戦略)を示すことです。


例えば、昨日は「北海道に行け!」で次の日は、「やっぱり沖縄だ!」みたいなひどい決断の場合ですね。

ここまで極論でなくても、似たようなことは “中小企業あるある” だと思います!


たとえば付加価値や値段が高い商品を販売していくと決めたのに、セールのオンパレード戦略です。

これこそ、まさに一貫性のない戦略ですね!

うちの社長はしっかりと戦略を立てた結果、売上も利益も大事って、マジうっせーんだよ!
頭おかしいよな!?

おまえ、真性バカか?

もう頭おかしくなっちゃってるでしゅ。




なぜ一貫性のない戦略や決断をしてしまうのかと言いますと、、

「戦略」がないからです。

なので、ブレブレで一貫性がない判断をしてしまう、せざるを得なくなるんですね!


つまり、判断基準がない、何も思いつかない、もしくは何も考えていない。。

こんな経営者のもとで働く社員はたまったもんではありません!


なので、しっかりと会社の方向性(戦略)を示すべきなんです。


そして、決断や戦略に必要なのは、数字であったり確固たるビジネスモデルになります。


数字は根拠に必要な要素です。

詳細は後述しますが、会社数字に強いことも戦略を示すために重要となり、中小企業社長に必要な要素だと私は考えています!


ただ、手段を変える決断は間違いではありません。


例えば、「東京にいくために車で行け!」と言ったけれど、急がなければならないようになったため、「急遽、新幹線に変更!」と言うことですね。

変更は、方向性は一緒で手段を変えただけなので、問題はありません!


つまり、戦略目標は変わらないけれど、戦略目標を達成するために方法を変えただけなのです。


経営者が絶対にやってはいけないことは、示した戦略とは全く違った決断をしてしまうことにあります。


なので、しっかりと自信を持って会社の方向性(戦略)を示すのが、社長の役割であると共に、社長になる人だと思います。


社長としての覚悟がある



そして、社長が絶対にやってはいけないことは「現実逃避」です。

前述した「決断逃避」と少し違うのですが、つまりは、社長としての覚悟があるかどうかなんですね!


人間、誰しも逃げたくなることはあります。。

実際に私もよくありましたし、酒に溺れることもありました。。


まあ、私みたいなレベルの低い話ではないでしょうが。(笑)

おめぇのレベルが低い、どうでもいい話なんか聞きたいないわ。

こっちゃんも人のこと言えないでしゅよ。



。。。


ただ、社長が現実逃避を行ってはいけませんし、してる場合ではありません!

社長は従業員と違って、簡単に転職するわけにはいかないんです!


なので、社長になりたいのであれば、

何があってもやってやる!!



という覚悟が絶対条件になります!

これはもう、性格がどうとか関係ありません。


気が弱いだろうがネガティブだろうが、逃げるわけにはいかないんですね!



私は会社員の方からの相談で、今の会社が嫌であれば逃避策として、転職や副業することはありだと考えてますし、相談時にアドバイスで言うことはあります。

ただ、経営者はそういうわけにはいきません。


理由は「責任が大き過ぎるから」です。


現実逃避で逃げて会社がまわらなくなれば倒産し、関係者や従業員等に多大な迷惑がかかってしまいます。

なので、仮に現実逃避しがちな人は社長であったり、従業員を雇わないほうがいいです!


私みたいに自己責任で一人でやるべきだと思います。(笑)


社長になれば、少なくない借金を背負うことも、従業員の人生も背負うことがあります。


その覚悟があるのか!?


これだと思います。


もちろん、前述した決断するための知識や相談者は必要です。

でも、まずは社長としてやっていく覚悟が必要だと思いますし、社長になる人は覚悟ができています!


なので、覚悟がない場合、何かあれば逃げてしまうんですね。。

実際、本当に逃げてしまう社長を私は何人も見てきました。。


悲しい現実です。



覚悟があれば何でもできる!!


違うか。(笑)


絶対、ちげーよ。

猪木さんみたいで格好いいでしゅ!




私は社長に向いている性格は特にないと考えています。


ネガティブな性格だと社長に不向きだと思われるかもしれませんが、そうとは思いません!

ネガティブの良いところは「慎重」であったり「注意深い」ところです。


結果、ネガティブな社長は堅実な事業計画であったり、資金繰りを行うところが強みなんですよね!


なので、「私はネガティブだから社長には向いていないかも。。」と思う必要はありません!

もしネガティブな性格に悩んでいるのであれば、下記記事が参考になると思います。


【参考記事】正しいネガティブになる方法 思考改善よりメリットを活かすが正解!


真の経営者(社長)とは?



先ほど、中小企業の社長になるタイプ、向いている人とは

  • 逃げることなく決断できる
  • 一貫性のある方向性を示せること
  • 社長としての覚悟がある



上記であるとお伝えしました。


冒頭でも触れましたが、経営者とは「会社の意思決定を行う最高責任者」でしたね!

なので、経営者(社長)の必要条件は、意思決定ができる人となりますが、適当な決定では意味がありません。


なので、”真の経営者” は、毎日の意思決定を「根拠を持って」行っています。


では、その根拠とは何でしょうか!?

そりゃ、サイコロかあみだくじだろ?

違うと思うでしゅ。




根拠とは下記のことです。

  • 経営戦略
  • マーケティング
  • 数値
  • 資金繰り
  • 自分自身



つまり、真の経営者とは、、

上記の根拠を持って意思決定をしている最高責任者のことなんです!


では、根拠について順番にお話していきます。


戦略に沿った決断をしている



あなたの会社には「戦略」があるでしょうか!?

ここでいう戦略とは、経営戦略のことです。


経営戦略」とは、自社を取り巻く環境と経営資源を考慮し、長期的かつ一貫性を持って策定された目標のことです。


一方で「戦術」とは何でしょうか!?

戦術?
なにかのおまじないじゃね?

違うでしゅよ。
戦術っていうのは、「経営戦略の目標を達成するための具体的な方法」でしゅ。

まさる、おまえ何者だよ。。




そして「マーケティング」は、経営戦略の目標を達成するための売れる仕組みになります!


会社には目的があるはずです。

社会に貢献することや従業員を幸せにすること等、前述した「三方良し」の考えですね!


会社は目的を達成するために戦略を立て、戦術に落とし込み、マーケティングや組織等をどうするかを考えていくのが、一般的な経営理論になります。


大阪の、とある会社を例とします。

目的が社会貢献だとしても、そのためにはお金が必要ですよね?


そこで、会社の戦略としては、5年後に大阪で1番の企業になることを目標とし、戦術は、大阪の○○地域を攻略する。

そのために会社の資源をどう配分するか?


そして、マーケティングで大阪の○○地域にどのような商品をどのような値段、販売方法で行うことを決定します。


ただ、経営理論って難しいですよね!?


様々な解釈がありますが、私は、経営戦略は会社全体戦略であり、マーケティングは販売の全体戦略だと考えています。

なので、経営戦略とマーケティング戦略は似ていますし、かぶる部分が出てくるんです。

かぶったらダメだろ。。
タートルネックボーイになっちまうぜ?

タートルネックボーイってなんでしゅか?

そっち方面は知らないのかよ。。




もし、会社に戦略がなければ、言い方は悪いかもしれませんが、何も考えずに適当な経営をしていることになります。


例えると、北海道に行きたいのか沖縄に行きたいのか分からないまま、車を走らせている場合ですね!

どっちがいいのか分からないけど、適当にどっちかに着けばいいや的な考え方です。


この場合、従業員はどうすればいいのか分からないまま、社長に言われるように車を走らせているので、不安でいっぱいになります。


そうではなく、戦略として「大自然の中で涼しむ」という目的のために北海道に行くと決め、経営資源を考え、飛行機で行くのか、電車で行くのかを考える。


そして、電車で行くのであれば、どの路線を使うのか、誰が何の役割を担うのか、まで落とし込んでこそ、根拠のある決定ができるのです!


戦略があるからこそ、北海道に向かう場合、なぜ北海道なのか?を説明できますし、沖縄に向かおうとしている従業員にストップをかけれます。

また、お金がないのに飛行機に乗ろうとしている従業員にも理由を説明して電車に変更してもらうことが可能になります!


少し例えが極端になってしまいましたが、要するに、戦略があってこそ何事にも根拠を持って決断でき、従業員にも自信を持って説明できるようになるんです!

俺はハワイの方がいいけどな。。

ハワイだと経営戦略に合わないでしゅよ。




まさるの言う通りです!

もし仮に、北海道が嫌いで行きたくないのであれば、そもそも、その従業員は会社に合っていないことになるんですね。


なので、経営戦略は従業員を求人する場合でも、自社に合った人材獲得のために必要であり重要な要素であるとも言えます。


マーケティング知識を持っている



先ほど、経営戦略とマーケティング戦略は似ていると言いました。


なぜなら、経営戦略の中にマーケティングがあり、マーケティングの中に経営戦略も含まれるからです。

なので、経営を行うにはマーケティング知識が必要となります。


つまり真の経営者は、マーケティングを知っていることになるんですね!


マーケティングを一言で言えば、「売れる仕組みづくり」です。


なので、マーケティングとは、営業や販売、サービス、販促等、全てを含みます!


堅く言えば、お客さんに対して真剣に、努力して価値を提供する。

そして、それに対する対価を堂々と自信を持って請求し、お客さんが正当に評価してお金を支払い、対価を受け取る。


受け取ったお金を従業員に分配し、従業員は喜ぶと共に、設備投資や新たな商品開発に使い、お客さんにさらに良いものを提供する。

設備業者や仕入れ業者にもしっかりお金を払い、儲かった利益から税金を納め、社会にも貢献する。


以上がマーケティングの根幹です。

勝ち?退化?
何のこっちゃ、ウーロン茶~。

なるほど。。
マーケティングは奥が深いでしゅね。。
もう一度、コトラー氏の本を読み返すでしゅ!

だから、おまえ何者だよ?




簡単に言えば、マーケティングの本質は「お客さんが求めているものを提供して喜んでもらう」ことであり、対価は「喜んでお金を出してもらう」ことです。


当たり前のように聞こえるかもしれませんが。。


でも、実際のビジネスは違うでしゅ。
お客さんのためと言いながら、自社在庫を減らすためのセールであったり、予算が足らないから押し売りしたり。。
本音はお客さんより自社の売上でしゅよ。
マーケの本質を知らない経営者が多くて、消費者である僕らはうんざりでしゅよ。。

おまえ、天才かよ。

コミケ?
あい~ん。




ほんと、まさるの言う通りですよね。。

本音と建前が存在するのが会社の嫌なところです。


そして、会社は何のために存在するのでしょうか?


「従業員を幸せにするため」


確かに従業員満足は必須項目ではありますが、それだけでは会社は存続できません!


極論を言えば、従業員全員の仕事量を減らし楽をさせると共に週休3日以上、月々の給料を100万以上にすれば、従業員満足は高まるはずです。


しかし、それでは会社は経営できないと思います。

つまり、従業員満足は必須項目ではありますが、十分条件ではないということですね!

じゃあ、利益追求のためでしゅか?




そう、従業員満足のため、社会のためにもお金は絶対に必要です。

何もせずにお金を生み出すことはできないので、お客さんからお金をいただく必要があります!


お金を得るからこそ、従業員に給料を支払うことができますし、仕入れ業者や関係取引先に支払いができ、税金支払いや社会貢献ができるようになるんです。

なので、会社は、お客さんからお金を得られなければ、三方良しの考えどころか、存続できないことになります!


そして、この「お客さんからお金をいただく」ための一連の仕事が「マーケティング」なんですね。

  • 会社は利益を出さないと存在できない
  • 利益がないと三方良しの考えを実践できない
  • そのためにはお客様からお金をいただく必要がある
  • その活動の全てがマーケティングである



と単純に考えればいいんです。


経営戦略 = 会社の存在意義そのもの

マーケティング = 経営戦略を達成する方法


それぐらいマーケティングはもちろん、経営戦略が重要だと私は考えています。


ただ、いきなり経営戦略やマーケティングの話をしてもあまりよく分からないですよね。。

なので、徐々に勉強し経験して真の経営者になれればいいと思います!

了解でしゅ!
僕はMBA取るでしゅよ!

MBSラジオ?
らじゃ~。

おまえ、マジバカかよ。

数値把握力



私は中小企業の社長にこそ、数値を把握するように助言しています。

もちろん、大企業でも重要なことに間違いないですが、中小企業は資金が潤沢にあるわけでもありませんし、ちょっとした数値の変化が命取りになりやすいからです。


ただ、、

「経営者は会社の数字を理解していないと経営できない!」

こういった類の本は、本屋さんでよく見かけますよね。。


そして、数字とは大抵、決算書や毎月の残高試算表のことを指します。


確かに、決算書は読めたほうが良いですが、難しい決算書を把握しなければならないという固定観念が、社長が数字を避けがちになる理由なんですよね。。


決算書を読むにはそれなりに勉強が必要です!


大方の社長はP/L(損益計算書)は熱心に見ます。

P/Lは売上と利益を表すからですね。


それを見て営業に、「今期は売上予算達成できなかったから」と言ってボーナスを減らすわけです。(笑)

ただ、P/Lは決算書の一部で、別にB/S(貸借対照表)、いわゆるバランスシートがあり、上場企業になるとCF(キャッシュフロー計算書)があります。


まだP/Lは分かりやすいんですが、B/Sとなると簿記の知識が必要となり、少しややこしくなるんですよね。。

CFはさらなる知識が必要となり、かなりハードルが上がってしまいます!


しかも、P/LとB/S、CFはすべて繋がっていますし、このことが、経営者が決算書を避ける理由となります。

要は難しいんですよね。。


私が財務に強いコンサル会社に所属していた頃は、お恥ずかしい話ですが、中小企業診断士であるにもかかわらず、当初はかなり苦労しました。


特に、現金の流れが把握できるキャッシュフロー(CF)です。

中小企業で言えば資金繰り表ですが、CFの数値や考え方を間違い、バランスシートと呼ばれる貸借対照表(B/S)がバランスしなかったことが多々ありました。(笑)

僕も前に事業計画を作成しているとき、CFの減価償却費と固定資産増減の概念を間違えて、二重で計上したからバランスしなくて困ったでしゅ。。
ほんと、単純ミスに反省したでしゅよ。

わ~。
すごいよ!!マサルさん!

セクシーコマンドーかよ。




少し難しい話になってしまいましたが、おそらく財務の知識がなければ、何のことか分からないと思います。


話を戻しますが、決算書を理解しなければ、経営はできないのでしょうか!?


そんなことはありません!


実際、私が中小企業診断士として支援させていただいた会社で、決算書を理解している経営者はほとんどいませんでした。

つまり、ほとんどの中小企業の社長は決算書の数値を理解せずに経営をしているのです!


経営を行うのには決算書の数値の把握は絶対に必要なのですが、どうしているのかと言うと、税理士に丸投げしています。

これが現状なのです。。


ただ、決してこの丸投げ体質はよくありません!

なぜならば、税理士によって経営が左右されてしまうからです。


私の中小企業支援経験でもよくあるのですが、税理士に会社の数値面を丸投げしていた会社を支援する場合、決算書、試算表の数値の根拠を税理士に問い合わせます。


すると決算書の修正が出てくるとか、結構、いい加減な数値が出てくるんですね。。


もちろん、社長に報告しなければならないので、そういった数値の間違いが多くなると社長は税理士に不信感を抱きます。

ここで初めて、自社の税理士はいい加減だったと気付くわけなんです。


結果、「良い税理士を紹介してくれ!」となります。(笑)


本当にこういった話は多かったですね。。

ただ、税理士が悪いのは当然ですが、丸投げしていた社長にも責任があります!


最初から丸投げせずに、少しでも数値を理解しようとしたり、疑問を投げたり質問等をしておけば、問題にならなかったはずなのですから。。


僕もこの前、減価償却費の償却漏れを隠してる税理士にムカついたでしゅよ!

おまえ、実は子供の面したおっさんコンサルタントだな?

え~。
やっぱりすごいよ、マサルおじさん!

このポンコツは現実逃避しまくりだし。。




そしてもっと問題なのは、良い税理士か分からずに会社の数値面を税理士に委ねていることです。

これは本当に怖いことなんですね。。


税理士はあくまで、税のプロであり、過去会計のプロなのです!

なので、今後何をすべきなのか、どうしたら会社の数値を改善できるのかを指摘することができません。


結果、経営者に相談されても、根拠のない回答をする場合があります。


つまり、税理士では未来の会計のことは分からない!


これは税理士に責任はありません。

そのことを知らず、税理士に相談している社長が悪いのです!


ちなみに、ちゃんと指摘できる税理士さんもいますし、全員がそうではないことを付け加えておきますね!


では、会社の数値をどのように把握すればよいのでしょうか?


資金繰りが大事だと知っている



先ほどから決算書の話をさせていただきましたが、正直言いますと、決算書は読めなくても良いです。

じゃあ最初っからすんじゃねーよ、ボケ!

あ、我に返ったでしゅ。




確かに、つっこまれそうな感じですが、読めたほうが良いのは間違いありません!

ただ、今は読めなくても良いですが、今後のこと、数値の把握能力を高めるためにも勉強したほうがいいです!


でも先ほど、決算書は読めなくて良いと言いましたが、現金の動きだけは把握しておいてください!!


決算書は過去会計と前述しました。


つまり、決算書の貸借対照表(B/S)はその時の現金残高であって、日々の現金の動きを表すものではありません。

でも、会社の経費は日々発生しており例えば、光熱費、通信費、末には給料支払いの大イベントが待っています!


また、経費以外に社会保険料や消費税、法人税等の税金、借入金の返済等。。


その経費や支払いを把握しなければ、いつどれぐらいの現金が必要か分からないまま経営をすることになり、知らないまま現金が底をつくことになりかねません!


損益計算書(P/L)上の利益は黒字でも、現金がなければ倒産です。

特に売掛金が多い会社は要注意ですね!


売掛金の回収前に買掛金の支払いができなければ、最悪、黒字倒産となります。


それぐらい現金の把握は重要です!

資金繰り表は必ず作成するべきですし、真の経営者は決算書が読めなくても日々の資金繰り表、最低でも月々の資金繰り表は作成して現金の流れはつかんでいます。


結果、日々のお金不安を抱えることなく、会社の決断を自信を持って行えるんですね!


なので、資金繰りだけは税理士任せにするのではなく、作成できなくても、税理士と相談しながら毎月作成し、予定表も作成するようにすべきだと思います。

分からないながらも資金繰り表を作成することで、数値の理解も深まりますしね!


先ほど決算書は読めなくても良いと言いましたが、売上/利益構成も理解しておいた方がいいと思います。

考え方は、

売上 – 費用 = 利益



通常は上記のように考えられていますが、実は違います。

正しくは、

利益 = 売上 ー 費用 



です。

つまり、必要利益を把握してから、その利益を生み出すための必要売上を算出するわけですね!



ここから少しだけ難しい話になりますが、必要な利益というのは、もちろん売上総利益(粗利益)でもなく、営業利益ではありません。

売上総理?
いえ、私はただの会社員でしゅ。

難しい話になったから、また現実逃避しだしたでしゅ。




答えは、経常利益になります。

理由は、借入金(借金)の利息は営業外費用となり、営業利益から引かれるものだからです。


もし、借入金額が少しであれば影響が少ないのですが、借入金と利息がそれなりに大きい場合、経常利益から算出しなければ、現金が不足することになります!



では、必要な経常利益額はいくらなのでしょうか?

おばちゃん、なんぼこれ?
「はい、おおきに、三百まんえ~ん!」

ウルフルズの「大阪ストラット」でしゅね。
もう誰も知らない年代になったでしゅよ。。



。。。


この記事は財務の内容ではないので詳細は避けますが、簡単に言うと、必要な経常利益は、最低でも借入金の返済額に減価償却費を引いた額が必要となります。


つまり、借入金の年間返済額が500万、減価償却費が200万の場合、最低必要な経常利益額は、300万となるんですね。(分かりやすいように、法人税等の税金を考慮せず算出しています)

はい、おおきに、三百まんえ~ん!
俺、当ったり~!!

す、すごいでしゅ。
天才でしゅね。。

ちげーわ。




ただ、これはあくまでも最低必要な利益です。

なので、もし設備投資や内部留保したいのであれば、必要額をプラスで計算してくださいね!


そして必要な利益が出れば、固定費、変動費を考慮した損益分岐点売上を算出しますが、算出方法は少し難しいので、気になる方は下記記事をどうぞ。

営業マンなら損益分岐点を知らないとヤバい!損益分岐点比率から計算式まで


繰り返しますが、利益 = 売上 – 費用 です!


利益が出なければ、成長するための投資や借入金の支払いが出来ませんし、そもそも企業活動を継続することができません。

そして、その利益の源泉が売上というわけですね。


なので、企業活動において、財務や資金調達、資金繰りなども重要な仕事でありますが、利益の源泉となる売上を上げるためには、同じく、先ほどお話をしたマーケティングも重要だということです!



例えば、設備投資にはいくらの金額が必要なのかは、「いつ何をどれぐらい売るのか」によって、投資時期や投資規模、投資する内容がかなり変わってきます。


そして、IT投資は戦略的な決断が必要ですが、どんなIT投資を行うのかはマーケティング戦略によって決まると共に、人材育成においても、どんな人材をいつ採用・育成するのかは、会社のマーケティング戦略によって異なります。


なので、マーケティング戦略の意思決定は、経営者にとって極めて重要なんですね!

なぜなら、ここを失敗すると、単純に「売れない」状況に陥るからです。


つまり、数字と同じくマーケティングを理解しなければ、利益が出ないため資金繰りが行き詰まり、経営が継続できなくなる可能性があるということです!


そして、両方とも把握していることが真の経営者でもあります!!


自分自身を知っている



あなたは精神的に強いか、それとも弱いですか!?

私はめちゃ弱いです。(笑)


ただ、私は強くとも弱くとも、どちらでも良いと考えています。


おそらく、普通は強いほうが良いと思われがちですが、人間、そんなに強くはありません!


私は中小企業診断士として、数多くの経営者とお会いしておりますが、本当に精神的に強い方とお会いするほうが少ないです。


従業員の前で、あえて強い自分を見せているのが実情なんですね。


重要なのは、精神的に弱くても、自分は弱いのだと理解すること。


そして、

「弱い自分でも受け入れること。」

これが重要だと思っています!


自分が弱いと受け入れれば、どう対処すればいいのか考えるはずです。


精神的に打たれ弱いのであれば、なぜ弱いのかを考える。

そして、その原因を取り除くようにすることです。


例えば、取引先からのクレームが怖い、精神的にまいってしまうのであれば、クレームが来ないようにはどうすればいいのか考え、対策をたて実行する。

そうすればクレームは少なくなりますし、会社自体の評価も高まるため、自信がつきます!


ただ、精神的に弱いネガティブな人は、理想が高いとか自己肯定感が低い場合が多く、理想の自分とはかけ離れている、自分はもっとできるはず!と考えているため、そのギャップが自分を苦しめているんです。


なので、そのギャップを埋めるために何が必要なのかを考えて、行動すればいいんですね!


例えば、話下手なのであれば、コミュニケーションの勉強をして実践する。

もしくは、右腕を育てその右腕の方にコミュニケーション担当になってもらい、自分は得意分野に専念する等、対策はいくらでもあります。


実際に私が支援をさせていただいていた中小企業の社長話を例にしますね!


その、ある社長は数字には強いのですが、コミュニケーション能力が低く、精神的にも弱くかなりネガティブな方だったのです。

ネガティブ代表の私が可愛く感じるぐらいのスーパーネガティブ。。(笑)


また、その会社の業績はよくありませんでした。

理由は、社長の気が弱いため、従業員からかなり舐められており、信頼がなかったからです。


従業員は適当に仕事をするわ、社長は従業員とコミュニケーションをとらないため、誤解を生み人も辞め、人手不足に陥り、結果、売上不振に陥ったのです。

おまけに、社長は仕事から逃げ、現場がまわっていない状況でした。


経営者はいつも、「こんなはずではない、従業員が悪い、そのうち良くなるはず」と言っておられました。


そして、頑なにコミュニケーションをとろうとしなかったのです。。

なので、取引先にも行こうとしません。


こんな状態では絶対によくなりませんよね。。

なので、まずは自分を見つめ直してもらうようにしました!


具体的には、従業員、1人1人と話し合ってもらうこと、嫌でもコミュニケーションをとること、仕事から逃げないで会社には来ること、取引先に訪問することをいつまでにどうやって行うのかを決めたんです。


結果的にはかなり改善されました。


その社長は従業員と少しずつコミュニケーションをとることで、誤解をとき、会社が厳しいことを伝え、協力してもらうように説明したのです。

コミュニケーションを取り続け、従業員との会話が増加することで従業員との関係が改善した結果、社長は自信を深められ、その後、従業員と一緒に取引先への訪問へとつながりました。


つまり、その経営者は自分自身を見つめ直し、何をすればいいのかを理解したからこそ行動に移せたのです。


そして、私という相談できる相手がいたことも改善要因ですね!

こう言えば、あっさりのように感じるでしょうが、こうなるまで、実は1年かかりました。。


その間に様々なことがあり、本当にしんどかったですし、私もノイローゼになるかと思いましたね。(笑)


社長は別に弱くてもいいのです!

弱い自分を理解し、受け入れると共に相談できる人を探す。


そして、改善するにはどうすればよいのか考え、行動に移す!


真の経営者は、自分をよく知っており、弱い自分を受け入れることができる人だと私はコンサル活動で感じました。


もし、自分を知る方法が分からない場合は下記記事も併せてお読みください。

転職者向けにはなっていますが、自己分析であれば役に立つと思います!


【参考記事】SWOT分析で自己分析のやり方と事例を紹介します


最後に




今回は「経営者になりたい!中小企業の社長年収や仕事、社長になるタイプは?」として、

  • 中小企業の社長年収と仕事内容
  • 中小企業の社長は孤独?なぜ悩みや不安が絶えないのか
  • 経営者になりたい!社長になるタイプとは
  • 真の経営者(社長)とは?



以上の内容をお伝えしました!


中小企業の社長には不安と悩みがつきものであり、解消するためには、戦略策定、マーケティングの能力、数値把握力を高め、自分自身を知ることが大切です。


そして最後に、真の経営者などと偉そうなことを言いましたが、完ぺきな経営者など、この世の中には存在しません!


ただ、

  • 自分の理想の経営者とは何か?
  • 自分はどうありたいのか!?



上記のことは非常に重要なので、参考記事も含めてもう一度じっくり考えてみてください!

そして、今回の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです!


心が弱い自分が嫌い!変えたい!弱い人ほど打ち勝つ理由と具体的方法



 

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